投稿リポート 地域をつなぐ拠点となれ
こども食堂を支援

地域をつなぐ拠点となれ こども食堂を支援

横浜港南ライオンズクラブ(26人)は2月11日、横浜市港南区笹下にある子どもとみんなの食堂「Irodori」が毎月1回カレーを提供する日に参加し、子どもたちと交流すると共に、食材の購入に充ててもらうために支援金を贈呈した。Irodoriは、生活弱者を対象に保健・医療・福祉・教育などの総合的なサービスを行っている認定NPO法人横浜メンタルサービスネットワークが、中高生のための放課後の居場所として立ち上げたものだ。

同法人の鈴木弘美代表は、Irodoriについて次のように話す。
「子どもが自然と集まれるカフェと駄菓子屋を提供し、絵本や紙芝居の読み聞かせやアート展を行っています。毎月第2土曜日はお母さんたちも手伝いに来て、子どもたちと一緒にカレーを作って食べます。今回は寒かったためか参加した子が少なく30人ぐらいでしたが、音楽ユニットのバイオリン・デュオとイケオジバンドの演奏も楽しみました。前月は、吉本興業に所属する芸人の藤田ゆみさんと、国際夫婦漫才フランポネの3人による漫才講座を開きました。Irodoriでは居場所の提供の他、中高生が職業体験をしながら働くことの基礎を学んだり、アルバイトに必要なコミュニケーション・スキルを習得したり出来るようにしています。今後も子どもはもちろん保護者や町内会、社協、ライオンズクラブを始めとする地域のボランティア団体の協力を得、子どもや地域にどんなニーズがあるかを探りながら、新たなことにも取り組んでいけたらと思います。今回、横浜港南ライオンズクラブさんから資金協力をいただいたので、次回はビーフカレーにしようかと思います。3月11日も子ども食堂に大勢の子どもが集まってくれたらうれしいです」

私もこの日、横浜港南ライオンズクラブの会長として次のようにあいさつした。
「地域で協力して子どもを見守ると同時に、次世代のご近所付き合いの拠点になってほしいと思い、支援させていただきました。子育て中の人、子ども、高齢者、近所の人がみんなで食卓を囲み、顔見知りになってつながっていく。話の輪が広がり、たわいもない会話を楽しめる。これからもそのためのサポートをしていけたらと思います」

食堂はあまり広くはないため、子どもたちのスペースを減らさないように、当クラブからは私と松本小寿恵次期会長の2人だけで参加した。今後はメンバーが交代で参加し、子どもたちと触れ合っていければと思う。

2023.03更新(会長/関口昇)