投稿リポート 大切な思い出のために
チャリティー人形供養

大切な思い出のために チャリティー人形供養

2月26日、春の訪れを告げる日差しの下、総合保健福祉会館さわやかセンターを会場に、阿見ライオンズクラブ(齋藤慎一会長/24人)主催のチャリティー人形供養が開催された。これは当クラブが十数年継続している奉仕事業だ。

地元阿見町の住民から、不要になったけれども捨てられずにいた人形やぬいぐるみを集めて供養し、いただいた供養料を町の社会福祉のために寄付するチャリティー事業である。毎年、町の広報誌に開催情報を掲載して告知すると共に、町民からの問い合わせに応じるようにしている。今年も記事が掲載されると連日のように問い合わせがあり、関心の高さがうかがえた。

開催当日は34人の来場者があり、汚れていたり色落ちしたりした人形や、縫い目のほつれてしまったぬいぐるみなど思い出深そうな品々が、トラックの荷台がいっぱいになるほどたくさん寄せられた。どれも愛着に満ちたもので、皆別れを惜しんでいた。人形たちは当クラブのメンバーである天樹山光明院善照寺の菅野弘順住職による読経の後、所有者の方々と我々メンバーによる焼香で見送られた。集まった供養料は全額、阿見町善意銀行に寄付した。最後はクラブ・メンバーが会場周辺の清掃活動を行い、終了となった。

今回もたくさんの来場者にお越しいただき、この事業の意義を強く感じることが出来た。今後も阿見ライオンズクラブは地元を愛し、また地元の方たちに愛される事業を工夫して開催していきたい。

2023.03更新(幹事/須藤隆之)