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“皆でやればできる”
SCP・FWTのフェスタ開催
332複合地区
11月5、6日の2日間、332複合地区SCP・FWTが主催する「HAPPYフェスタin青森」が開催された。332-A地区(青森県)の熱意から実現し、東北6県の六つの準地区から140人を超える会員が参加して盛況のうちに幕を閉じた。
初日は、現在のライオンズを先導するリーダーたちに講演していただいた。長年FWTで活躍してこられ、日本から女性初の国際理事に就任された長澤千鶴子国際理事は「大切なことは『クラブ・ファースト』」と題して今後のライオンズへの展望を語り、参加者を勇気づけてくださった。若くして地区ガバナー、ガバナー協議会議長を歴任され、今回のフェスタ開催を主導された田名部智之332複合地区議長には「スペシャルティクラブの結成の秘訣(ひけつ)」を教えていただいた。また、各地区コーディネーターからの現状報告もあり、情報を交換し、問題を共有することで、今後の活動に向けたヒントを得られた。その後に開かれた交流会は、ねぶたのお披露目などで大いに盛り上がった。
新型コロナの流行により、大きなイベントを企画すること自体が困難な時期が続き、どこの地域でもライオンズ活動に向かう意欲が低下していたように思う。その暗い雰囲気を払拭(ふっしょく)し、会員を元気付けることが出来た。前向きにボランティア活動に取り組む姿からライオニズムの輪が広がり、少しでも会員が増えていくことを願っている。
2日目は青森県内の観光を通じて、参加した会員同士の親睦を図った。参加者からは好意的な感想を頂いた。また、観光を織り交ぜたことで、地元からは経済活性化に対する感謝の声が届いた。
開催に当たって、332-A地区関係者の多大な協力を頂いた。積極的にフェスタ運営に取り組む様子に、ボランティアの基本姿勢を思い出すと共に、私たち東北のライオンズは一つだと感じた。そしてこのフェスタを機に、それぞれの地区の活動を支援することを検討している。332-E地区(山形県)では、ヘアドネーション活動について定期的に意識を高め、正確な情報を発信する機会を設けて一般にも広く周知しようという考えから、11月11日を「ヘアドネーションの日」として日本記念日協会に申請し、登録されている。332複合地区内の力を合わせて、このような活動を応援していきたいと思っている。
ブライアン・E・シーハン国際会長は「皆でやればできる」という主要メッセージを掲げており、今回のフェスタはその言葉を実感出来る取り組みとなった。一人では不可能なことでも、力を合わせれば達成することが出来る。これがライオンズの強みであり、具体的な奉仕活動を通じて思いがけない結果が得られることも分かった。これからの活動に弾みがつくことを期待しつつ、本事業の報告とする。
2022.12更新(332複合地区SCP・FWTコーディネーター/吉方裕子<秋田県・大曲テンダー ライオンズクラブ>)