投稿リポート 青少年健全育成のため
チャリティー展示即売会

青少年健全育成のためチャリティー展示即売会

倉敷西ライオンズクラブ(平井弘明会長/45人)は、YCE(ユースキャンプ及び交換)事業や少年剣道大会、少年サッカー大会、良寛杯将棋大会などの青少年健全育成事業に熱心に取り組んでいる。これらの事業を遂行するにはメンバーの熱意に加えて、資金の確保が不可欠だ。そして当クラブではその大半をクラブ・メンバーの拠出で賄っていた。しかし近年は会員が減っていることから事業資金も減少し、将来の事業継続に不安を抱かせる状況になっていた。

今期の平井会長はこうした事態を打開しようと、地元を代表する陶芸家・児島塊太郎氏と岡本研作氏の陶芸作品約100点を集めたチャリティー展示即売会の開催を提案した。当クラブではかつて毎年のように大規模な資金獲得事業を行っていたのだが、12年前を最後に途絶えていた。現在は社会情勢もクラブの状況も往時と比べて厳しさを増していることから成功を危ぶむ声もあったが、会長の熱意に応えてクラブの総力を結集して取り組むこととなった。

コロナ禍の影響でYCE事業が中止となったため手が空いていた国際協調・教育指導委員会がチャリティー担当委員会となり、委員長を中心に準備作業に取りかかった。最も力を入れたのは広報活動だ。地元新聞やクラブのホームページ、SNSに告知を掲載、地元ケーブルテレビでも広告やPR番組を放映してもらった。会長を筆頭にクラブ・メンバー全員で手分けしてポスターを掲示し、チラシ、ミニカタログを友人や知人へ配布。地元の他のライオンズクラブやロータリークラブへ協力を依頼した他、地元医師会や商工会議所議員へダイレクトメールを発送した。陶芸作家の先生も自ら潜在顧客への案内状を送付してくれ、いまだかつてなかったくらいのPR活動となった。

いよいよ本番。10月15~16日の2日間、倉敷市玉島の玉島市民交流センター第1・第2美術展示室にて、チャリティー展示即売会を開催した。事前のPR活動が実を結び、両日とも多くの人でにぎわった。特に2日目には伊東香織倉敷市長やライオンズクラブ国際協会336-B地区(岡山県・鳥取県)の上原正樹第2副地区ガバナーも来場し華を添えてくれた。

結果、目標額の倍の7,049,000円を売り上げ、商品の仕入れと経費を差し引いた純収益として1,668,835円を獲得。大成功を収めることが出来た。改めてライオンズクラブの底力を再認識した2日間であった。最近はコロナ禍などの影響で沈滞気味だったクラブの活性化にも、大いに貢献したと思う。今回のチャリティーに協力いただいた全ての方に感謝申し上げ、貴重な収益は今後の青少年健全育成事業のために大切に使わせていただくことを約束する。
 
2022.11更新(幹事、MC委員長/山本達也)