投稿リポート 清掃、スポーツ、ゲーム
"砂であそぼう!" 

清掃、スポーツ、ゲーム “砂であそぼう!” 

鳥取砂丘ライオンズクラブ(田中寛之会長/42人)は新しい奉仕活動を作り出そうと、時間をかけてじっくりと考慮に考慮を重ねてきた。鳥取らしさや当クラブらしい個性のあるものにしたいと考え、行き着いたのが「砂であそぼう!」というイベントの開催だ。クラブ名にもまつわる砂地で、誰でも参加出来、楽しめる企画で、一般社団法人すなばスポーツに助言や指導をしてもらえることになった。

内容は、ビーチクリーン、ビーチテニス、ビーサン(ビーチサンダル)飛ばし、北欧生まれのゲーム「モルック」と盛りだくさん。モルックは、木の棒を投げて並んだ木製のピンを倒し、倒れたピンにより点数を計算、合計点が50点になったら勝ちというゲームだ。

日時と場所は、すなばスポーツが協賛する鳥取オープンビーチテニス大会に合わせ、6月18日、鳥取市賀露町(かろちょう)にある海水浴場とした。何しろ初めての取り組みなので、何かあればすぐにアドバイスがもらえるようにと考えた。

数日前までは雨の予報で開催も危ぶまれたが、当日は熱中症を心配するほどの快晴となった。早速、参加者全員でビーチクリーンを開始。最初はあまりないように見えた砂浜のごみは、集めてみるとかなりの量になった。自分たちの使う会場は自らきれいにしたいし、SDGs(持続可能な開発目標)の「14.海の豊かさを守ろう」にもつながる。

清掃後はそれぞれの競技に分かれてゲーム開始。私たちが主催する競技は、順位を競うのではなく体験会の形にした。ビーチテニスは実際はかなりハードなスポーツだが、誰でも参加出来るように組み合わせなどを工夫した。ビーサン飛ばしとモルックは、小さな子どもから年配の方まで楽しんでもらえたと思う。

協議を重ね、クラブ内でも体験会を行ったが、本番にトラブルはつきものだ。出場予定の選手の姿がないと思ったら渚(なぎさ)で遊んでいたり、屋外なので司会の声が届きにくくスピーカーを右に向けたり左に向けたりと、あたふたする場面も。反省点も少なからずあったが、どのような状況でも動じずに対処出来るメンバーの底力をひしひしと感じた。次回は更に進化させ、よりすばらしい事業に出来ると確信している。
 
2022.10更新(第3副会長/田嶋広美)