投稿リポート 地域を越えた
合同食育活動

地域を越えた合同食育活動

潮来ライオンズクラブ(江口誠一会長/102人)は9月25日、友好クラブである東京世田谷ライオンズクラブ、東京三軒茶屋ライオンズクラブとの地域を越えた合同食育活動として、東京の子どもたちを迎えて稲刈り体験を実施した。例年は春の田植え体験も合同で行うのだが、今年はコロナ禍のため中止となり、当クラブが植えておいた稲を収穫してもらった。晴天の下、参加した子どもたちは慣れない手つきで稲を刈りながら、あちらこちらから明るい歓声が上がった。またこの日は芋掘りや酒造見学も実施。最後には、地元自慢の農産物をお土産に持ち帰ってもらった。

人が生涯にわたって生き生きと暮らすためには、何よりも「食」が重要だ。ところが近年、私たちの食生活を巡る環境が大きく変化し、さまざまな問題が顕在化している。例えば、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加、食料の海外依存、伝統的な食文化の危機、食の安全などだ。この状況を変えるためには、多様な経験を通じて「食」に関する知識と、正しく選択する力を習得し、健全な食生活を実践出来る人を育てる食育活動が必要である。これは生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものだ。当クラブでは今後も継続事業として、こうした力を育む活動を推進していきたい。

「薬を10錠飲むよりも、 心から笑った方がずっと効果があるはず」 とは、『アンネの日記』で知られるユダヤ人の少女アンネ・フランクの言葉だ。同様に日々の健康な食事や生活は、私たちが幸福に生きる上で何よりも大切にすべきものだと考えている。

2022.10更新(ICT・PR情報・青少年健全育成委員会委員長/篠塚洋一)