投稿リポート 動植物を守ろう!
海岸での自然保護活動

動植物を守ろう! 海岸での自然保護活動

光ライオンズクラブ(25人)は15年以上にわたり、県立九十九里自然公園内の木戸浜海岸周辺で動植物の保護活動を続けている。ハマヒルガオやハマボウフウに代表される海岸植物の保護では、横芝光町から資材提供を受け、車両等の侵入防止用に約2.5kmにわたって杭を打ちロープを設置。そのメンテナンスとして、台風や砂浜の浸食で倒れたり埋まったりした杭を掘り起して立て直し、劣化したロープを張り替える作業を毎年実施している。これにより他地域の海岸よりも多くの植物が繁茂し、来訪者に喜ばれている。

そして特に力を入れているのが、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに登録され、日本では環境省版レッドリストで絶滅危惧IB類のカテゴリーに指定されているアカウミガメの保護活動だ。これには、30年以上前から木戸浜で保護活動を続けている当クラブ・メンバーの大木清さんからの協力依頼を受けて取り組むようになった。

アカウミガメの産卵時期は6~8月。母ガメは外敵が少ない夜間に砂浜に上陸して産卵し、夜明け前に海に帰っていく。この期間は大木さんと、同じくメンバーの加瀬正義さんが中心となって、毎朝、海岸の見回りをする。産卵場所を確認すると、車や人に荒らされないように周囲をロープで囲う。

アカウミガメの孵化(ふか)は産卵から約60日後と言われているが、木戸浜ではそれよりも5日程度遅いようだ。子ガメが孵化・脱出してから10日前後に、メンバー全員で生育状況の確認を行う。中には地上に出られずに巣穴に残っている子ガメもいて、発見すると保護して海に帰してやる。子ガメが沖へ向かって泳いでいく姿を見守る時は、メンバー一同感動で胸が熱くなる。

今年は木戸浜海岸の尾垂浜で2カ所、隣接する屋形海岸で4カ所の計6カ所で産卵があり、9月30日現在、このうち4カ所で孵化が確認された。この4カ所での産卵数は合計423個。1カ所当たりの平均で106個、孵化率85%と、非常に良い成績だ。今年は気温が高かったことに起因しているのではないかと考えている。光ライオンズクラブでは今後も地域の自然保護活動に力を入れていきたい。
 
2022.10更新(会長/鈴木貴史)