国際財団終末期に心を込めた
ケアと安らぎを提供

終末期に心を込めたケアと安らぎを提供

あなたの大切な人が重い病気になり、人生の最後の時期にその人らしく暮らせる快適な空間を必要としていると想像してほしい。ホスピスケアでは、医師、看護師、ソーシャルワーカー、宗教的なケアを行う聖職者、ボランティアなどさまざまな専門職からなるチームが、個人宅や老人ホーム、またはホスピス病棟で、医療的、感情的、精神的なサポートを提供する。このケアは、患者だけでなくその家族が精神的な準備をする助けにもなる。

アメリカ・イリノイ州にあるライトウェイズ・ホスピス・アンド・シリアス・イルネス・ケアでは多くの家族が入院の順番待ちをしている状態だったが、2018年に同州で入院ホスピス施設の規模を拡大する法案が承認されると、850万ドルをかけて入院施設を16室から20室に拡張・改装することを決定した。ホスピスケアの必要性を認識し、これまでに目覚まし時計を始め数々の寄贈品を通じて何年にもわたってこの施設を支援してきたイリノイ州(1-BK地区)のライオンズは、この機により大きなサポートを行うことにした。15のライオンズクラブと協力して1万ドル以上の支援金を集めると、更にライオンズクラブ国際財団(LCIF)に地区マッチング交付金1万ドルを申請し、計2万ドル以上の資金を得た。当初は新設される1室にベッド、ソファ、リクライニングチェアを寄贈する予定だったが、交付金によりテーブル、鏡、カーテン、バスリネンなども提供することが出来た。

交付金の管理を担当したジョン・ジョセフ・ホニオテス元地区ガバナーは言う。
「『ニーズがあるところに、ライオンズがいる』。我々は地域社会に奉仕するために結束します。奉仕にはさまざまな形がありますが、平和で愛に満ちた最期の瞬間を迎える人を助けることは、真の無私の奉仕活動です。ホスピスに入院される方にとって、家族との時間は特別なもの。少しでも充実した時間になるようお手伝いしたいと思いました」
施設にとっても、患者と家族が快適に過ごせることが目標だ。 各部屋には中庭に面した窓があり、新鮮な空気や屋外の雰囲気を楽しむことが出来る。施設内には24時間営業の食堂や家族のためのビジネスルーム、リビングルーム、共有スペースもある。

改修プロジェクトは2021年夏に終了、同年秋にベッド付きの20室がオープンした。 その一つ10号室には、イリノイ州のライオンズとLCIFにちなんだ名前が付けられた。今後、この部屋で何百人もの患者や家族が過ごし、スタッフはより痛みが少なく多くの思いやりのあるケアを提供するだろう。 くしくも、最初にこの部屋を使用したのはイリノイ州出身のライオンズ・メンバーだった。

2022.06更新(文/エリザベス・エドワーズ)