投稿リポート 合同例会に
ウクライナ避難民らを招待

合同例会にウクライナ避難民らを招待

千葉県君津市で暮らすウクライナ人のコスリャク・ウォロジミルさん。4月、彼の元に弟のコスリャク・ティムールさん(16歳)が、その後ティムールさんを頼って友人のレジニツキー・ニキタさん(15歳)が、ウクライナから戦火を逃れて避難してきた。入国後、公営住宅に入居する前の一時滞在先が見つからず市が困っていたところ、君津ライオンズクラブ・メンバーの松田芳己さんが代表取締役社長を務める(株)新昭和ホテル&リゾート事業部・木更津ワシントンホテルが、部屋と食事などの無償提供を申し出た。また日本での生活や高校進学を希望していた2人のために、今後必要不可欠となる日本語能力や日本の生活文化の教育を、君津ライオンズクラブの天笠寛さんが会長を務める日本語学校、つばさインターナショナル・アカデミーが無償で支援することになった。

このような縁もあり、以前から君津市と連携を取ってきた君津プラチナ ライオンズクラブが、6月18日に開催された10リジョン合同例会にウクライナ人の3人と、関係した市職員の計6人を招待。快く参加いただいた。例会ではティムールさんとニキタさんに、それぞれスピーチをしてもらった。事前の打ち合わせでは通訳を介して話をしてもらう予定だったが、本人たちが「自分の口で伝えたい」と、覚えたての日本語でたどたどしくも一生懸命にウクライナでの悲惨な状況と日本への感謝を語り、その様子に涙する会員もいた。

スピーチ終了後の大きな拍手の中、大瀧勝明333-C地区第2副地区ガバナー予定者のかけ声で寄付を募ると、25万円余りが集まった。寄付金はその場で大瀧さんから3人に直接手渡され、非常に喜んでいただけた。彼らは今後も君津市で生活していくとのこと。10リジョンでは温かく見守り、支援を続けていくつもりだ。
 
2022.06更新(君津プラチナ ライオンズクラブ会長/須永和良)