投稿リポート
笑顔の写真で
大野城のモザイクアート
福井県・大野ライオンズクラブ
#人道支援
大野ライオンズクラブ(36人)は3月23日に大野市役所1階の市民ホールにて、「笑顔日本一を目指す!『笑顔の写真モザイクアート』」の除幕式を行った。
今年度は「子供たちの未来の為にウィ・サーブ」を会長テーマに、2021年7月から邁進してきた。今回の事業は、コロナ禍で落ち込んでいる市民の気持ちを何とか明るく出来ないかと考え、「そうだ、市民の皆さんの笑顔の写真を集めて展示しよう!」と思い付いたのがきっかけだ。笑顔は平和、友好、幸せの象徴だからだ。
担当の出席PR広報委員会にその旨を相談したところ、若い会員から「集めた笑顔の写真で、AIを使って大野のシンボルである大野城(亀山城)と桜のモザイクアートを作って展示しましょう」という提案があった。そこで写真投稿サイトのQRコードを付けたポスターとチラシを作成。公民館と小学校に配布した他、会員の会社やショッピングセンター、企業などにポスターを掲示してもらい、大野市報にも募集記事を掲載してもらった。完成したモザイクアートのサイズは高さ2.7m、幅4.8m。使用した写真は889枚に上り、2500人を超える人たちが写真の中で笑顔を見せている。古参会員の思いと若手の実行力が見事に調和し、すばらしい春の亀山城の作品のお広めとなった。
除幕式の翌日、パネルの前で写真を触っている一人の女性がいた。「どうかなさいましたか?」と尋ねたところ、「ここに母が写っているんです。こんなにこやかな笑顔で会えるなんて」と言う。コロナ禍で入所している福祉施設へ行けず、長い間会えていないとのことだった。その話を聞いた時、今回の事業を実現出来て本当に良かったと心から思った。
2022年秋には第2弾として、やはり当市の名所の一つである紅葉の刈込池をモチーフにしたモザイクアートの制作を予定している。
2022.05更新(会長/藤堂規行)