投稿リポート
南紀白浜空港へ
トリックアートを寄贈
和歌山県・白浜南ライオンズクラブ
#人道支援
白浜南ライオンズクラブ(坂上力会長/22人)はクラブ結成45周年記念事業として、南紀白浜空港ターミナル到着ロビーの手荷物受取所の出口付近に、パンダや景勝地・白良浜(しららはま)のトリックアート(だまし絵)を設置、空港を運営する(株)南紀白浜エアポートへ寄贈した。地元のPRと、搭乗客らが誤って到着ロビーから「逆流」するのを防ぐ対策にもなっている。
坂上会長は、コロナ禍で観光客が激減している白浜が活気づく奉仕事業をしたいと考えていた。多くの人が話題にしやすく、写真映えし、更にSNSなどで拡散しやすいものがあれば、広域に白浜のことが伝わり、コロナが収束し気軽に旅行が出来るようになった時には白浜に行きたくなるのではないか。そうした機運を作れるものをとクラブで話し合い、トリックアートというアイデアが生まれた。そして設置場所となる南紀白浜空港の役に立つようにと、空港側とも協議を重ねた。
トリックアートは、出口のガラス戸や壁、床に幅4.59m、奥行き1.85m、高さ1.12mのラッピングフィルムを貼ったもの。観音開きの戸には2頭のパンダが描かれ、戸が開いている時には「入れません」という文字が見え、閉じた時には「ようこそ白浜へ!」というメッセージが現れる。床面の白良浜の絵は、足元から落ちるような錯覚を与えるトリックアートで、絶好のフォトスポットにもなっている。
4月4日に除幕式が行われ、関係者約20人が出席した。坂上会長は「地域を少しでも笑顔にし、盛り上げることが出来れば」と話し、南紀白浜エアポートの岡田信一郎社長は「トリックアートを使った利用客の逆流対策は、日本の空港では初めての取り組みだと思う。大変ありがたい」と謝辞を述べられた。
南紀白浜へ旅行の際には、このトリックアートで写真を撮り拡散していただければうれしい限りである。
2022.04更新(幹事/中川彩)