投稿リポート 児童養護施設へ
パソコンを寄贈

児童養護施設へパソコンを寄贈

私は2年前に今治中央ライオンズクラブ(46人)の第2副会長になった時、会長になった時のメイン奉仕事業は何にしようかと考え始めた。基本的には子どもを対象とした奉仕がしたかったので、子どもたちを集めての社会科見学、自然科学教室などを思い描いていた。そのうちに特定の施設の子どもたちを対象にすることを考えるようになり、児童養護施設・あすなろ学園に思い至った。

当初は夏休みの思い出になるように小旅行はどうだろう、日帰りでの広島、山口県・岩国など歴史の勉強にもなるところが良いと考えた。しかし2020年に入ると新型コロナウイルス感染症が拡大、大人数での旅行などとても出来る状況ではなくなってしまった。同時に、コロナの影響で学校に登校出来ずリモート学習が増えるなど、子どもたちの学習環境にも大きな変化が生じた。私はタブレット等の機材が不足しているのではないかと気にかかり学園に尋ねたところ、まさにその通り。最近では中学生、高校生の学習ではパソコンでの資料収集やレポート作成が増えているのだが、学園にあるのは職員用のパソコンだけで子どもたちが自由に使えるものがなく、困っていることが分かった。出来れば五つのグループに対して1台ずつ、計5台のパソコンが欲しいということだった。そこで昨年12月、今年度クラブ会長のメイン事業として、パソコン5台を贈呈したのである。

あすなろ学園の橋本直輝Bホーム長からは、次のようなお礼の言葉を頂いた。
「新型コロナウイルスの流行もあり、室内で過ごすことも多く、子どもたちにとっては少し我慢の多い1年となりましたが、すてきなクリスマスプレゼントになりました。ほんとうにありがとうございました」

梶原淳一施設長に聞いたところ、今、園で暮らす子どもたちは45人。高校生だけでも15人いるそうだ。この人数では今回のパソコン5台では足りないかもしれない。出来ればあと1年か2年は事業を継続して、子どもたちの学習環境の充実を図れればと思っている。
 
2022.03更新(会長/尾越光高)