トピックス
「奉仕に力を」
335複合地区LCIFセミナー
335複合地区
2021年11月29日、ホテル日航大阪で335複合地区LCIFセミナーが開催された。登録者は昨年度を上回る400人に上り、関心の高さが感じられた。
開会あいさつを行った夏有民335複合地区LCIFコーディネーターは、335複合地区内全準地区に「LCIF委員会」設置が完了したことを報告し、更に「クラブLCIFコーディネーター」の設置が各クラブ・メンバーの意識高揚に役に立っていると説明した。各準地区の活動については、7月から11月にかけてリジョン、ゾーン、クラブでのセミナーが万全のコロナ対策の下で遂行されたとの報告があった。各ゾーンのセミナーに参加した北畑英樹334・335複合地区LCIFキャンペーン副エリアリーダーはあいさつの中で、国際協会の一員としてのメンバーの自覚・認識を深めることが必要であると訴えた。
メイン・スピーカーの丸山正芳LCIF西日本エリアリーダーは「LCIFキャンペーンについて」と題して講演。メルビン・ジョーンズ生誕の地の紹介からLCIFの歴史を語り、国内外の災害対策とLCIFの寄付状況を分かりやすく説明した。2018年7月に始まり最終年度を迎えたキャンペーン100に関しては、各地区ガバナーの「本気度」が問われることに言及した。
続いて、夏複合地区コーディネーターから年次報告があった。『2019-020年度LCIF年次報告書』を基に「私たちの使命」を述べ、グドラン・イングバドター2019-020年度LCIF理事長のメッセージを伝達。LCIFのグローバル重点分野8項目や交付金9項目の説明はとても分かりやすく、コロナウイルス感染症に対する特別災害交付金の説明には会場全体に納得の雰囲気が漂った。最後に、LCIF史上最大のキャンペーン・キャンペーン100に言及し、来期も引き続き100ドル寄付に協力するよう呼びかけて終了した。
休憩の後、各地区コーディネーターから地区報告の発表があった。
〈335-A地区:浜原正豊コーディネーター〉
7月から実施したゾーン・ミーティング(11ゾーン)の完了を報告。その後、10月からはクラブ訪問を積極的に展開し、100ドル未達成クラブを重点的に回った。阪神淡路大震災・東日本大震災の時のLCIF交付金について紹介しながらの意味・意義の説明は説得力があったと感じている。今年も引き続き意識改革を推進したい。
〈335-B地区:西木宣雄コーディネーター〉
11月26日現在、59万7000ドルの寄付状況。今期は昨年度の反省から、リジョン・セミナーからより細かいゾーン・ミーティングにバージョンアップして、10月から11月にかけて展開。前年比若干の数字アップはその効果か。後半は各クラブへの意識調査を基に、メルビン・ジョーンズ・フェロー(MJF)の掘り起こしと、寄付ゼロクラブ無しを遂行する。100ドル寄付の定着をお願いしている。
〈335-C地区:一盛広樹コーディネーター〉
今期も京都・滋賀・奈良で夏複合地区LCIFコーディネーターを講師に「クラブLCIFコーディネーター会議」を開催。各クラブで「LCIF例会」を開くことで弱い部分が見えてくる。10月末時点で64%達成中。12月末までには目標達成の勢いでがんばっている。4月にはLCIFチャリティー・ゴルフを開催予定。
〈335-D地区:髙井利夫コーディネーター〉
地区コーディネーターになった4年前から、会員1人100ドルと共に企業寄付を推進。「子どもの命を助ける」に焦点を絞って展開し、1年目は30社にアプローチして17社、2年目は40社中23社、3年目は50数社中50社、そして今年は56社の寄付を集めた。地区LCIF委員5人がチャリティーコンペで40万円を獲得する等、積極的な取り組みは心強い。2月末には目標達成したいと力強く宣言。
最後に質疑応答が行われ、夏複合地区コーディネーターは今回のセミナー総括として、LCIFの理解が大きく前進したことを挙げた。地区間の差こそあれ意識の高まりは大きな一歩である。一方で、交付金についての質問が少なかったことは、今後のセミナーのヒントとなる課題の一つであろう。
2022.01更新(335-B地区LCIFコーディネーター/西木宣雄〈大阪大正ライオンズクラブ〉)