投稿リポート 地域密着の活動
いたずらシール剥がし

地域密着の活動 いたずらシール剥がし

2018年、高崎Cityライオンズクラブ(矢野慎次会長/13人)が発足した。当初は資金があまり豊富ではないため、自分たちなりの活動は何かということに悩んでおり、メンバー同士でたくさん議論をした。しかし、急に良いアイデアが出てくるわけでもない。そこで自分たちの生活に着目し、メンバーおのおのが普段から気になっていることを出し合い、その中で出来ることに取り組もうと考えた。

自宅から駅や職場そして例会会場に向かう途中など、何げなく歩いていると、道路標識や電柱などに多数のいたずらシールが貼ってあったり、落書きがされていたりすることが気になった。シールによって標識が見えなければ、交通安全に関わる。意識しながら歩いてみると、思った以上に標識が汚されていることが分かった。メンバーが汚れた標識の写真をたくさん撮って集め、理事会でいたずらシールを剥がす事業を提案。関係各所に許可を取った上で、高崎駅周辺で試験的に実施したところ、好評だった。3年前に立案してから毎年行う継続事業となり、今年度は2021年12月11日に実施した。

標識をきれいにすると、清掃したメンバー自身も晴れやかな気持ちになり、達成感も大きい。年々シール剥がしの腕を上げるメンバーがいるなど、毎年楽しく活動出来ている。また、通りすがりの方から感謝の言葉や「がんばって」と声をかけられることもあり、地域の力になっていることをその場で実感出来るのもうれしいことだ。

当クラブでは他にも、年金支給日に地域の銀行や信用金庫で防犯グッズを配布する「特殊詐欺防止アクティビティ」を行っており、この活動でも「詐欺に気を付けなくてはと思った」などと声をかけてくださる方がいて、とてもやりがいを感じている。こうした活動を知ってもらおうと、当クラブではYouTubeやTwitterなどSNSで発信している。これからも地域に密着した活動を数多く実施し、続けていきたい。

2022.01更新(広報・YouTube委員長/村山夏希)