投稿リポート 毎年継続している
球根の植え付けと野球大会

毎年継続している球根の植え付けと野球大会

沖縄ライオンズクラブ(藤原一美会長/81人)は毎年、ユリの球根の植え付け作業と軟式野球大会を実施している。

社会奉仕活動として実施している球根の植え付け作業は当クラブの華僑支部と合同で行っている。球根は鹿児島県・沖永良部ライオンズクラブから提供してもらっており、100株以上を那覇市内にある大石公園に植えている。

今年は10月31日に実施。10月末とはいえ、沖縄は気温が高い。熱中症予防とコロナ感染予防をしながらの実施となった。まず、公園入口から植え付け場所まで草刈りを行う。壁面の草刈りと土の掘り起こしに悪戦苦闘しながらも作業を開始した。

ユリの植え付けはメンバーが家族を連れて実施するのが恒例となっている。メンバーにとっては家族ぐるみのコミュニケーションが取れる良い機会だ。子どもたちの中には初めて球根を手にする子もいて、優しく持ちながらそっと土の中に置いていた。普段はなかなかゆっくり話をする機会がない華僑支部の面々とも交流が出来て大変良かった。毎年作業終了後は公園関係者が参加者全員に沖縄そばを振る舞ってくれる。そのおいしさに疲れも吹き飛び、自然とほころぶみんなの笑顔が印象的だった。

来年4月の「大石公園ゆり祭り」の頃には、今回植えた球根がきれいな花を咲かせるだろう。みんなで植え付けた話をしながら楽しみたいと思う。

2018年から毎年3回、青少年育成事業の一環として那覇市内の小学生を対象として開催しているのが沖縄ライオンズクラブ旗争奪学童軟式野球大会だ。今年は12月5日に港湾グラウンドで開催。市内の16チームが出場し、4ブロックに分かれて試合を行った。開会式では子どもたちの緊張した顔や闘志あふれる顔、指導者の勇ましい顔、保護者の温かいまなざしなどが印象的だった。手指消毒を始め感染対策に万全を期した中でスタートした。

決勝戦はオールラウンドプレイヤーを多数擁するチームと、キレのある球が光るピッチャーが在籍するチームとの対戦となった。どちらもさすがは決勝に残っただけのことはある。最終回まで0-0の投手戦。8回タイブレークの末、センター越えのヒットで勝敗が決まる興奮の展開だった。

子どもたちが一球一球を大事にして懸命にプレーする姿、声を出しての応援、ナイスプレーに対する声かけ、ミスしても励まし合う姿は、応援している我々もすがすがしい気持ちになる。

ユリの植え付けと軟式野球大会、どちらもクラブが力を入れている事業である。今後、新型コロナウイルスの流行がどうなるのか分からないが、当クラブでは今出来ることに全力で取り組んでいく。

2021.12更新(幹事/上原のぞみ)