投稿リポート 命の大切さを伝える
犬猫譲渡会

命の大切さを伝える犬猫譲渡会

大垣ライオンズクラブ(髙木安彦会長/73人)は11月7日、大垣駅前で開催された市イベントの中で飼い主のいない犬・猫の里親探しとして犬猫譲渡会を行った。この事業はもともとメンバーの1人が動物愛護団体の関係者と知り合い、飼い主のいない犬猫が殺処分寸前の状態で保健所にいることを知り、何か出来ないかとクラブに提案したのが始まりだった。そこからクラブで犬猫譲渡会を開始し、今年で4回目となっている。

今回は、毎年協力してもらっている飼い主探し隊の皆さんを始め、大垣城ライオンズクラブがスポンサーとなり結成した大垣サツキ レオクラブ、岐阜県立大垣養老高等学校「犬クラブ」と共に活動した。

犬クラブは部活動として、飼い主のいない犬の食事、健康管理、しつけをしている。髙木会長が新聞記事で偶然見つけて学校に問い合わせ、8月の例会で犬クラブの活動報告をしてもらった。その例会では保健所の担当者にも講演をしてもらうなど、クラブ・メンバーにとっても改めて犬猫の殺処分の問題を考える機会になった。

8月の例会で「犬クラブ」に活動報告をしてもらった

今年の犬猫譲渡会では、レオクラブ・メンバーが朝から夕方近くまで募金活動を実施した。頂いた多額の募金は飼い主探し隊の活動資金として犬猫の飼い主探しのために使ってもらう。また、犬クラブの顧問、生徒たちは犬クラブが保護した生後5カ月のラブラドールレトリバーを引き連れ参加した。犬クラブのメンバーは今回初めて参加したが、多くの人が里親になることに関心があると改めて知り、「次回は学校でお留守番している子(犬)たちも連れて来たい」と話していた。

SNSなどで犬や猫の画像や動画が流行し、ペットを大事に育てている人もたくさんいる。一方で無責任な飼い主がおり、飼育放棄された犬猫が多数いるのも現状だ。当クラブの犬猫譲渡会でそうした存在を多くの人に認識してもらうと共に命の大切さを知ってもらうことが出来ればと思う。今後も飼い主探し隊や犬クラブと共に活動を続け、里親探しに貢献していきたいと考えている。

2021.11更新(PR情報委員長/北島和明)