投稿リポート 園児の収穫体験と
こども食堂支援

園児の収穫体験とこども食堂支援

10月13日、氷見ライオンズクラブ(62人)は、氷見市内にある新町保育園の園児約20人を招待してサツマイモ収穫体験を行った。これはクラブが2010年から継続している事業。クラブで作った「氷見ライオンズ農園」でサツマイモを育て、秋に新町保育園の園児たちに芋掘り体験をしてもらっている。

メンバーは実施前に畑を整備するのが恒例。今回も1週間前に全員で、掘りやすいようにサツマイモの頭をのぞかせるなど、園児たちが畑で楽しく体験出来るよう準備した。前日と当日に雨が降り、畑はぬかるんでしまったが、子どもたちは大いに楽しんでくれたようだ。ツルを引っ張ったり、手で土をよけて掘ったりして出てきたサツマイモに歓声を上げていた。

例年であれば収穫後に蒸したサツマイモを皆で食べるのだが、今年はコロナ禍で中止。最後に園児たちがお礼として童謡「とんぼのめがね」を歌ってくれ、メンバー全員、最高の笑顔で事業を終えることが出来た。収穫したサツマイモは4分の1を保育園に寄贈し、子どもたちに食べてもらう。その他は市内に3カ所あるこども食堂に寄贈している。

こども食堂で食材と運営資金が不足しているという話を聞き、18年にライオンズ農園の耕作面積を2倍にした。サツマイモ収穫事業は子どもたちの体験とこども食堂支援の一石二鳥の奉仕活動になるとメンバー一丸で取り組んでいる。草刈り、耕し、苗植え、イノシシ除け電気柵設置、水やり、防虫剤散布、収穫等、大変な作業が多いが、子どもたちの笑顔を想像しながら汗をかいている。当クラブではこの他にもこども食堂に運営資金を提供するなど、地域の宝である子どもたちに笑顔を届ける活動を継続している。

2021.11更新(会長/酒井克之)