ニュース国際協会の多様化を促した
クラブの結成95周年

国際協会の多様化を促したクラブの結成95周年

2021年10月17日0時(ハワイ時間16日午後7時)から、50地区のアメリカ・ハワイ州ホノルル ライオンズクラブの結成95周年式典がZoomで開催された。グアムのSumie Kuba前204地区ガバナーの仲介で参加する機会をいただいた。日本国内のクラブの周年行事とはまた違った雰囲気の式典であったが、最初に日本国歌が流されホノルルのライオンズのホスピタリティーを感じた。

式典にはホノルル ライオンズクラブの姉妹クラブである広島ライオンズクラブから5人の参加があり、源良友会長がクラブを代表して祝辞を述べられた。他に、山田實紘元国際会長からのお祝いメッセージが披露され、一般社団法人日本ライオンズの仁科良三理事長からも祝辞があった。

ホノルル ライオンズクラブが結成されたのは第二次世界大戦前の1926年で、カリフォルニア州のロングビーチ ライオンズクラブがハワイでのクラブ・エクステンションを働きかけて実現した。当時の国際会則ではメンバーは白人男性に限定されるという資格条件があったが、ハワイは日系人だけでなく海外からの移民が多かったため、後にチャーター・メンバーとなったコルベール・クロカワ(黒川直也)氏がアメリカ西海岸やカナダ・バンクーバーの日系人などに働きかけた結果、「白人のみ」とする規定が撤廃された。これにより、ホノルル ライオンズクラブは白人以外の会員が入会した世界初のクラブとして発足した。95周年式典にはクロカワ氏のお孫さんにあたる黒川民雄氏(千葉県・房総勝浦ライオンズクラブ)が出席され、祖父の思い出話を披露された。クロカワ氏は日本で晩年を過ごし、78年7月に88歳で永眠されたという。

ホノルル ライオンズクラブは現在、多様な背景を持つ35人の会員で活動している。国際協会に白人以外の会員を認めさせたクラブとしての自負と共に、ヒロ ライオンズクラブを始めとする12クラブのエクステンションを果たしたことを誇りとしながら、地元に密着した社会奉仕活動をしている。

日本の周年式典では形式的な進行が多いが、ホノルル ライオンズクラブは95年という長い歴史を持つクラブでありながら、肩の力が抜けた雰囲気の式典だった。参加者を飽きさせることなく、最後はアメリカでよく行われる「ドア・プライズ」で出席者にクイズ形式で賞金を出すお楽しみもあった。今回はZoomでの開催だったが、5年後に100周年を迎える際に機会があればぜひとも現地で参加したいと思った。とても貴重な経験であった。

2021.10更新(ライオン誌日本語版委員長/団英男)