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パラリンピックで日本
ライオンズ支援選手が健闘
日本ライオンズ
東京パラリンピックは9月2日で大会10日目を迎えた。日本ライオンズ支援選手はそれぞれの競技で持てる力を発揮し、健闘している。
8月31日、ゴールボールの決勝トーナメントがスタート。山口凌河選手(茨城県・取手ライオンズクラブ推薦)らライオンズ支援選手5人を擁する日本男子チームは、見事なチームワークで予選リーグを3勝1敗で1位通過したが、準々決勝では世界ランキング3位の中国に敗れ、準決勝進出はならなかった。
園部優月選手(東京新宿ライオンズクラブ推薦)が代表入りしている男子5人制サッカー(ブラインドサッカー)は、31日の予選リーグ最終戦で中国に敗れて準決勝進出を逃した。同日行われた順位決定戦でスペインに勝利し、5位で大会を終えた。
予選リーグを4勝1敗で勝ち抜いた車いすバスケットボール男子では、赤石竜我選手(埼玉県・与野新都心ライオンズクラブ推薦)らライオンズ支援選手5人が活躍。9月1日の準々決勝でオーストラリアに勝利し、この種目で初めての準決勝進出を決めた。準決勝は3日夜、イギリスと対戦する。
2日には女子100m背泳ぎ(知的障害)予選に福井香澄選手(滋賀県・草津ライオンズクラブ推薦)が出場し、全体8位のタイムで決勝に進んだ。決勝では予選より順位を上げ、7位に入った。
カヌー男子カヤックシングルの辰己博実選手(北海道・倶知安ライオンズクラブ推薦)は予選を突破し、3日に行われる準決勝に出場する。
今大会から新種目として採用された競技の一つ、テコンドー。男子61kg級の準々決勝で田中光哉選手(福岡・久留米ライオンズクラブ推薦)はブラジルの選手に敗れ、敗者復活戦に回った。敗者復活戦1回戦ではアゼルバイジャンの選手と対戦して15-20で敗れ、今大会を終えた。田中選手はパラテコンドーを始めて5年、デビュー戦から約1年で日本代表の座をつかんだ。試合後、「試合に出られなかった選手の分まで背負って戦い、勝って恩返しがしたかった。次の舞台で恩返しをしたい」と心境を語っている。久留米ライオンズクラブは久留米市出身の田中選手をクラブを挙げて応援。6月の結成65周年記念式典で田中選手に支援金を贈呈して激励した。パラリンピック終了後はクラブ例会に招待する予定だ。
2021.09更新(取材/河村智子)
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