投稿リポート 市立病院
医療従事者への支援

市立病院医療従事者への支援

大和高田ライオンズクラブ(金田信芳会長/48人)は、2年前から大和高田市立病院へ寄付を行ってきた。全国的に市立病院の経営は厳しい状態が続いているが、大和高田市の市立病院は奈良県中南和地域の基幹病院として市民から頼りにされている。災害拠点病院として地域医療の最前線で活躍する市立病院へクラブでも何か出来ないかと思い、活動してきた。

今年1月14日には新型コロナウイルス感染症に立ち向かっている医療従事者の方々へ、不足している防護服やマスクを寄贈。問診や治療等に役立てていただいた。今年度も「地域に寄り添い We Serve!」という会長スローガンの下、市立病院を対象とした事業を行うことが決まった。

実施に当たり重視したのが、現場の声を聞くこと。新型コロナに対応している医師や看護師からは「問診や治療をするプレハブの室内温度は、炎天下では40度まで上がる。熱中症の対策が不可欠」、「防護服はとても暑く、短時間着ているだけでもかなりの苦痛になっている」という声が寄せられた。そこで8月26日に冷感効果のあるクールベスト30着、クールタオル350本、飲み物640本を寄贈した。大和高田市立病院の院長からは「これで治療に当たる医師と看護師の安全が保たれる」という感謝の言葉をいただいた。この寄贈事業を今年度第1弾として、今後も医療従事者の方々のニーズに沿った支援を行っていく予定だ。

2021.09更新(視聴力福祉委員長/清水みゆき)