投稿リポート 子ども食堂などへ
食料支援

子ども食堂などへ食料支援

千葉県佐倉市内には10カ所の子ども食堂がある。社会福祉協議会が事務局として運営しているさくらあったか食堂ネットワークがこれらの子ども食堂と連携し、活動している。

2020年、新型コロナウイルスの影響で人々が集まって食事をすることが難しくなり、子ども食堂の運営も変化せざるを得ない状況になっていた。そんな中、佐倉ライオンズクラブ(夏海優会長/34人)は5月17日と18日に上記ネットワークを通じて弁当の無料配食支援を行った。これはステイホームが続く中、売り上げが減少する市内飲食店への支援の意味もあり、170食を子どもたちに届けた。

これが、佐倉ライオンズクラブの子ども食堂支援の始まりだった。

今年度は藤原宏髙333-C地区ガバナーの方針で子ども食堂への支援が推進されている。当クラブでも継続的にフードバンクへの支援を行うと共に、地元の子ども食堂に対する協力や支援を計画することにした。まずは現状を知ることが大切だと考え、地域の4クラブ合同で開いた7月第2例会に子ども食堂を運営している寺崎食堂の方々を招き、運営や目的、地域との関わりなどの話を伺った。これにより子ども食堂の仕組みや目的がメンバーにも浸透したと思う。

そして、8月28日には寺崎食堂が開催するフードパントリーに合わせて射的遊びを計画。子どもたちに楽しんでもらえるよう準備を進めた。しかし当日が近づくにつれ感染状況が増加傾向を示したため、射的遊びの中止を決定。景品として用意していた駄菓子を寄付し、フードパントリーの準備を手伝う形に切り替えた。

当クラブでは、支援の継続性を重視して活動している。例えば災害時用に備蓄しているカップラーメンは賞味期限が残り3カ月となったら、フードバンクへ寄付することにしている。これにより食品寄付のサイクルが生まれ、自然と継続しているのだ。出来ることを実施し、継続可能にするための工夫をする。奉仕でつなぐ絆と伝統を心に刻みながら、今後も子ども食堂を始めとした食料支援に邁進していきたい。

2021.09更新(会計/齋藤寛之)