投稿リポート 年に2回継続している
愛の献血キャンペーン

年に2回継続している愛の献血キャンペーン

血液は手術の際に使われる輸血や血漿分画(けっしょうぶんかく)製剤の原料として医療分野に欠かせないものである。しかし現在の技術をもってしても人工的に血液を作り出すことも長期保存することも出来ず、確保する手段は献血しかない。

倉敷西ライオンズクラブ(田野郁夫会長/47人)では、1979年のクラブ結成当初から「命をつなぐボランティア」である献血推進活動に熱心に取り組んでおり、結成2年目から毎年欠かさず「愛の献血キャンペーン」を実施してきた。開催時期は、血液が不足する夏と冬の年2回。今年度も第1回目のキャンペーンを7月22日(木・祝)に倉敷市玉島の玉島ショッピングセンターTOPS(トップス)にて実施した。

事前に公共施設や大型施設、クラブ・メンバーの会社や店舗へポスターを掲示。それに加えて、地元ケーブルテレビに担当委員長や岡山県赤十字血液センターの職員の方が出演して協力者が増えるようPRに努めた。

当日はトップスの駐車場に献血車2台を配置。午前9時からクラブ・メンバーも協力して会場の設営を行い、9時半から受付を開始した。午前中はやや出足が悪く心配したが、途切れることなくコンスタントに献血希望者が来場し、結果的に受付終了の16時までに受付人数141人、献血者数126人(献血量50.4L)という実績を記録。これは昨年の夏より4人多いものだ。今回の結果で我がクラブの累計献血者数は1万6956人となり、次回で累計1万7000人突破が確実となった。なお、我がクラブの長年の献血推進活動に対し「銀色有功章」として、岡山県血液センターから田野会長に盾式の章記と略章が授与された。

今回はテストケースとして、ネットでの献血予約を導入。終了間際の15~16時限定で受け付けたところ、すぐに6人の枠が埋まった。今後はネット予約を活用していくことで、時間帯毎の来場者の平均化やこれまで我々の献血キャンペーンを知らなかった方々の新規開拓に挑戦していきたいと思う。

また、静岡県熱海市で発生した令和3年7月伊豆山土砂災害被災者支援のための募金箱を会場の3カ所に設置して募金活動も行ったところ30,000円の浄財が集まった。これは全額を334-C地区が開設した支援金口座に送った。 

次回は来年2月23日(水・祝)に開催する予定だ。新型コロナウイルス感染症の影響もあって例年より血液が不足していることもあり、今回以上の成果を上げられるようがんばりたい。

2021.07更新(幹事、MC委員長/山本達也)