投稿リポート 子どもたちに笑顔を
空飛ぶランドセル事業

子どもたちに笑顔を 空飛ぶランドセル事業

大垣ライオンズクラブ(髙木安彦会長/71人)は学用品がそろえられない東南アジアの子どもたちに使い終えたランドセルを送る「空飛ぶランドセル」事業を行っている。2018年から始め、これまでにカンボジアとタイにランドセル570個送ってきた。毎年の継続事業であり、今年も実施した。

当クラブでは毎年、募集対象の中学校を変えてたくさんの思い出の詰まったランドセルを預かっている。継続して実施していることから、この事業の知名度が上がっているようだ。賛同した方が県外市外から、わざわざ事務局に届けてくれるケースも増えてきた。

昨年は大垣市立星和中学校で贈呈式を含めて実施する予定であったが、コロナ禍となったためランドセルの募集のみを行った。今年も継続して同校の新入生を対象にランドセルを募集。2年で延べ227個のランドセルを預かることが出来た。7月13日には昨年行えなかった贈呈式も実施し、以前訪問したタイでランドセルを手渡しする写真などを映像化して生徒にも見てもらった。

2019年、現地での受け渡しの様子

生徒代表からは「日本では当たり前に持っているランドセルが世界を見ると当たり前でないことを知った。多くの人を助けたいという気持ちが寄付した生徒の総意であり、人助けになることが分かってうれしかった」とコメントをもらっている。昨年と今年はコロナ禍で海外へ渡航出来る状況でないため受け渡しは来年以降になるが、貧困状態にある子どもたちの笑顔が見られる事業として継続していきたいと考えている。

2021.07更新(PR情報委員長/北島和明)