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第103回国際大会
6月28日ハイライト
国際協会
28日は8時(日本時間22時)開始の第2総会でLCIFに関する報告とノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイさんによる基調講演、18時30分(同29日8時30分)からのレセプション「ローアを響かせよう」では、2020年と21年のライオンズ人道主義大賞受賞者の発表などが行われ、後半のライブパフォーマンスにはリアルタイムで視聴する世界中の参加者からリクエストが寄せられた。
●第2総会
バーチャル大会にふさわしい近未来的なダンス・パフォーマンスでスタート。グドラン・イングバドターLCIF理事長が今年度のLCIFの成果を振り返り、続いてキャンペーン100のプレゼンテーションがあった。キャンペーン100国際委員長の山田實絋元国際会長は地元・岐阜から、副委員長で国際協会事務総長を務めるJ・フランク・ムーアⅢ世元国際会長はスタジオHQから、ライオンズの奉仕を強化するキャンペーンの目的や進捗(しんちょく)状況、表彰制度などを説明した。山田委員長は、現時点で目標額3億ドルに対し2億ドル余りの寄付が集まっていることを報告。1年後の大会で共に目標達成を祝おうと、世界中のメンバーとクラブに協力を呼びかけた。
ジュンヨル・チョイ国際会長の紹介で基調講演に登場したのは、2014年に最年少でノーベル平和賞を受賞した人権運動家のマララ・ユスフザイさん。講演はインタビュー形式で行われ、教育の機会を求めて闘った自らの体験や、1億3000万人もの女性が学校に通えていない現状、女子教育を支援するマララ財団の活動などについて語った。ライオンズとレオへのメッセージを求められたユスフザイさんは、「自分とは違う人を招き入れ、新しい考え方を取り入れて、自分に挑み続けることが重要だと思います。年長の人から学ぶことは大切ですが、若い人、特に女性や子どもたちからも学んでください。彼らは思いもよらぬアイデアを持っているものです」と述べた。
●ローアを響かせよう
スタジオHQに登場したブライアン・E・シーハン国際第2副会長から、ライオンズと国連のパートナーシップに関するプレゼンテーションがあり、国連創設時からの長きにわたるその歴史と、緊密な協力関係について説明があった。
2020年ライオンズ人道主義大賞の授賞者は韓国のギルヨー・リー氏、21年授賞者は同じく韓国のヨンシク・チョイ氏。いずれも医療分野における人道奉仕に大きく貢献している。受賞者2人からスピーチがあり、チョイ国際会長からライオン像と25万ドルが贈られた。
後半は、ブロードウェー・ミュージカル『ムーヴィン・アウト』で人気を博したマイケル・キャバノーさんが登場。視聴者からオンラインで次々に寄せられるリクエストに応えて、ソロ・ライブパフォーマンスを披露した。
●選挙と投票
バーチャル国際大会では代議員投票もオンラインで行われている。27日8時(日本時間22時)に始まった国際役員選挙と国際会則及び付則改正案の投票には、Simply Votingという投票システムが利用され、代議員は好きな時間に確認番号とパスワードでログインして投票出来る。過去に何度も代議員投票を経験しているメンバーによれば、投票用紙に記入するよりも簡単に投票出来たとのこと。代議員投票は29日8時(同22時)に終了し、結果は直後の第3総会(閉会式)で発表される。
●各種セミナー
この日のセミナーは「グローバル・メンバーシップ・アプローチ」、「LCIF交付金:申請の10のヒント」、「ライオンズブランド:クラブ広報をレベルアップ」、「インパクトを及ぼすための6つの行動」。「グローバル・メンバーシップ・アプローチ」では新年度から日本でもスタートするパイロット・プログラムのGMAについて、ダグラス・X・アレキサンダー国際第1副会長らが説明。「インパクトを及ぼすための6つの行動」はグローバル・アクション・チーム(GAT)委員長のカジット・ハバナナンダ元国際会長らがプレゼンターを務め、GAT日本全域リーダーの中村泰久元国際理事がMyLCIにある「Insight(インサイト)」のデータ活用について説明した。
2021.06更新(取材/河村智子)
▼LCICon2021 4日目ハイライト(国際協会Youtubeチャンネルから)