投稿リポート 市民の憩いの場を目指して
中央丘陵の環境整備

市民の憩いの場を目指して 中央丘陵の環境整備

土岐織部ライオンズクラブ(加藤東衛会長/60人)は1993年のクラブ結成当時から社会環境奉仕活動の一環として、土岐市のちょうど真ん中に位置する中央丘陵での環境整備に取り組んでいる。一昨年は結成25周年の記念事業として「織部桜」と名付けたシダレザクラを植樹し、記念碑を建てた。これから私たちも桜と共に成長していこう!という願いを込めたものだ。春には薄いピンク色の可愛らしい桜の花を市民の皆さんに楽しんでいただけるようにと、早朝例会として清掃等の整備を続けている。

また当クラブが植樹を行ったこの場所は、岐阜県と土岐市が中央丘陵地帯の森林を生活環境保全林として活用した、「土岐いきものふれあいの里」やバーベキュー施設、キャンプ場などがある公園「陶史の森」に隣接している。自然豊かで多くの野鳥が生息するこの場所を土岐織部ライオンズクラブの「シンボルパーク」とし、今後更に発展させ、野鳥を観察出来る地域の憩いの場にしたいと考え始めた。そこで日本野鳥の会からも意見をうかがい、まず竹や木を使ってメンバーが手づくりした餌箱二つと巣箱四つを取り付けた。今後、野鳥が集まり巣箱に入るようになった際には、陶磁器生産日本一を誇る土岐市らしく、織部焼などさまざまな陶器で作った巣箱なども設置してみたい。更に市民が集えるようにベンチを置いたり、「土岐市で見られる野鳥の種類」といった看板を立てたりと、地域の社会環境に貢献出来るような市民の憩いの場へと継続的に発展させていきたいと考えている。

2021.05更新(奉仕委員長/井澤孝仁)