投稿リポート 市民のために続けて30年
除排雪活動

市民のために続けて30年 除排雪活動

五所川原東日流(つがる)ライオンズクラブ(安田保美会長/38人)が活動する五所川原市は、本州最北端、津軽平野の真ん中に位置している。冬には雪が降るのが当たり前で、積もった雪が強風で舞い上がって目の前が真っ白になる「地吹雪」の体験ツアーを開催するほどの雪国だ。そうした当地域でも近年は少雪が続き、私などはそのうちに冬でも雪が降らなくなるのではないかと思うこともあったが、今年は一転、冬の台風による大雪と強風に何度も襲われた。雪には慣れている私たちでも、さすがにうんざりだ。

そうした状況の中、クラブ例会でメンバーが集まる2月14日(日)に、五所川原市立南小学校駐車場の除排雪活動を実施した。同校体育館には正面と裏側の2カ所に出入口がある。しかし除雪されて使える状態なのは正面口のみで、駐車場に面した裏側の方は非常口としての重要な役割があるにもかかわらず雪で閉ざされていた。五所川原市でも市内各所の除雪をしてはいるのだが、なかなか隅々までとはいかないようだ。そこで、我々の出番である。この日参加したクラブ・メンバーは16人。各自が除雪に必要な道具や機材を持ち込み、スコップで階段の雪を取り除き、タイヤショベルで駐車場の雪を集めてはダンプカーに積んで、市が指定した集雪場へ運搬するという連携作業を行った。

9時から12時までの3時間で、作業は無事に終了。安田会長は活動終了後のあいさつで、「私たちが除排雪活動を始めて30年になります。これからも皆で力を合わせて継続していきましょう」と呼び掛けた。
 
2021.03更新(幹事/田村一男)