投稿リポート 感染対策を徹底し
ドッジボール大会開催

感染対策を徹底しドッジボール大会開催

出雲中央ライオンズクラブ(藤原靖司会長/55人)は、青少年健全育成事業を中心とした奉仕活動を行っている。昨年は若手メンバーが「ライオンズ子ども応援隊」を立ち上げ、新しい事業にも取り組んでクラブを更に活性化させている。

当クラブでは毎年、出雲中央ライオンズクラブカップとして島根県小学生ドッジボール大会を主催している。昨年は3月に開催するはずであったが、新型コロナウイルス感染拡大により延期となった。その後、クラブと島根県ドッジボール協会の間で何度も協議を重ねた結果、選手の保護者でもある島根県立中央病院の専門医にガイドラインを策定して頂き、9月6日に実施することを決定した。

感染防止対策としては、入場者の名簿作成、マスク着用、消毒の徹底、会場の定期的換気はもちろん、以下のことを徹底した。
①会場への入場者は選手と保護者5人までとする 
②選手、保護者、同居者が過去2週間以内に県外への往来歴がある家庭からの参加禁止 
③選手、保護者、同居者が当日に37.3度以上の熱、のどの痛み、せき、痰がある家庭からの参加禁止 
④基礎疾患のある選手の参加禁止
こうした厳しい条件を設けてでも「試合がしたい」「開催させたい」という選手、コーチ、保護者、島根県ドッジボール協会の皆様の熱い気持ちが、私たちライオンズ・メンバーを感動させ、開催の決定を後押ししてくれた。

当日は早朝から、島根県内小学生20チーム総勢255人の選手たちが、会場の島根県立浜山体育館(カミアリーナ)に集結した。彼らは皆、生き生きとした笑顔であった。午前に低学年の部、午後に高学年の部を開催。9月初めの暑い中ではあったが、優勝を目指し白熱した試合が繰り広げられた。選手たちが必死にコートを駆け巡り、一球一球全力でボールを投げる姿に、私たちは感動した。優勝チームには優勝カップを贈呈し、各チームには参加賞としてドッジボールをプレゼントした。

参加した選手や保護者の多くが、「今年初めての試合にワクワクしました」「6年生の最後の年に良い思い出が出来ました。ありがとうございます」「勝つことよりも試合が出来たことの喜びが大きい」など、興奮した表情で語ってくれた。また、事前に眼鏡リサイクルについても保護者に呼び掛けて当日の受付時に回収したところ、多くの方が協力してくれ回収箱がいっぱいになった。

大会終了後も、各チームに体調不良を訴えた人や感染者が出ていないかなど、協会とこまめに連絡を取り合い、2週間を経てようやく無事に大会が終わったことを参加者・関係者各位に報告し安心頂くことが出来た。

今年度会長のスローガンである「苦難に打ち勝ちWe Serve」の下、メンバー全員が「やって良かった」と思える奉仕活動になった。多くの制限がある中で今大会が開催出来たのも、ドッジボール協会の尽力や、ドクターの指導、選手や保護者、各チームの協力のおかげと、関係者の皆様には改めて感謝を申し上げたい。

これからもライオンズクラブの活動を一人でも多くの方に知ってもらい、子どもたちの笑顔いっぱいの地域づくりに貢献していきたい。先が見えないコロナ禍ではあるが、しっかりとした感染対策を取りながら、「これなら出来る」という事業を積極的に実施したいと考えている。
 
2021.01更新(社会福祉委員長/石川祐司)