投稿リポート
えちぜん鉄道無人駅で
清掃、除菌、感染対策実施
福井イースト ライオンズクラブ
#人道支援
福井イースト ライオンズクラブ(吉村裕会長/101人)は青少年育成支援事業の一環として11月14日(土)朝8時~12時、福井市から三国市、勝山市を結ぶ「えちぜん鉄道」の無人駅11駅の構内で清掃・除菌の奉仕活動を行った。新型コロナウイルスがまん延する中、福井市内及び県内高校生の多くが通学にえちぜん鉄道を利用しているが、無人駅ではどうしても感染防止対策が行き届かないことから、安心して鉄道を利用してもらえるようにと考えたものだ。
実施までには何度も委員会を開き、「どうしたら徹底した除菌が出来るか」「清掃・除菌活動と併せて消毒液も贈呈しては」など、事業について熱い議論を交わす中で具体案をまとめていった。
当日はクラブ・メンバーが班ごとに分かれ、ほうきで構内のゴミや落ち葉などを掃き集め、また雑巾で窓ガラスも拭き上げた。ベンチシートや手すり、ドア、トイレなど人が特によく触れる箇所は、消毒液で念入りに除菌を行った。一見奇麗に見えていた窓やドアなども雑巾がまっ黒になるほど汚れていて、清掃後は駅構内が明るくなったのを感じた。駅の利用者からは、「コロナの感染を心配しながら生活する中で、駅が奇麗になることで気持ちも軽くなりました。本当にありがたいです」といった声を頂き、クラブ・メンバーも思わず笑顔になった。
更に11月19日には、コロナウイルス対策として乗客の方々に使って頂くために、消毒液40Lをえちぜん鉄道株式会社へ贈呈。朝10時から、えちぜん鉄道の豊北景一代表取締役社長、ライオンズクラブからは岸省三334-D地区ガバナーを始め地区役員らが参列し、贈呈式が執り行われた。豊北社長からは、
「コロナ禍で市民が不安な生活を余儀なくされている中、このように無人駅11駅の消毒、並びに消毒液の支援を頂き、本当にありがたく思います」との言葉と共に、感謝状を頂いた。岸ガバナーからは、
「コロナ禍のこのような状況下だからこそ、我々ライオンズに出来ることがあると思います。本当に今求められているすばらしい事業だと感じました」
という評価を頂いた。
私たちが行ったこの事業により、えちぜん鉄道を利用される方々に安心して乗車頂き、少しでも暮らしの中の不安が軽減されればと切に願っている。今回協力頂いたえちぜん鉄道、そしてクラブ・メンバー各位に感謝申し上げる。
2020.12更新(青少年事業委員長/上口祐一)