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奉仕に力を

LCIFセミナー 奉仕に力を
あいさつを述べる松岡335複合地区議長

2020年9月14日(月)、コロナ禍の中、ホテル日航大阪で335複合地区LCIFセミナーが開催された。ホテル側との綿密な打ち合わせと周到な準備を経て、登録者数を360人に絞り、マスク着用・手指消毒・ソーシャルディスタンスを原則に開催にこぎ着けた。

開会あいさつをされた夏有民335複合地区LCIFコーディネーターは昨年度の実績に触れ、335-B地区は昨年度寄付額が103万ドルと世界第4位となり、歴史的快挙となったことを紹介された。335複合地区としてはキャンペーン100の目標を2年連続で達成したこと、更には世界128の複合地区の中で初めて、複合地区内で寄付を行わなかったクラブがゼロという大きな実績を上げたことを報告し、複合地区全メンバーの努力と協力に感謝の言葉を述べられた。

松岡勲335複合地区議長のあいさつでは、LCI(ライオンズクラブ国際協会)とLCIF(ライオンズクラブ国際財団)の関係を参加者に分かりやすく説明。メンバーの情報共有の大切さや、国際協会の一員であることの自覚を力強く訴える姿に心を動かされた。続く北畑英樹334・335複合地区LCIFキャンペーン100副エリアリーダーは、医師としての見識からコロナ禍における奉仕の必要性を説き、ウィズ・コロナ、アフター・コロナの時代にはLCIFの責任も期待も増加することに言及。地元だけでなく広い視野で世界を見る必要性を説いて、参加者の意識を高めた。

今回のセミナーの講師は、丸山正芳LCIFエリアリーダー(西日本)。キャンペーン100の意義を、災害を例に被災地の様子を交えながら分かりやすく講演され、海外でのLCIFの活動も併せて報告された。風水害が多発する中、身近な問題として参加者の理解が深まったものと思う。

丸山エリアリーダーによる講演

その後はLCIF年次報告に入り、まずは夏コーディネーターから、昨年度総額4370万ドルを超えるLCIF交付金について報告があった。特に、5年前に夏コーディネーターの提案を基に新設され、昨今地区及びクラブの活動に大いに活用されている「地区及びクラブシェアリング交付金」の説明には力が入った。

続いて行われた各準地区の報告は次の通り。
・335-A地区(多田仁三コーディネーター):昨年度複合地区内で唯一目標に届かなかったことから、26万ドルを目標に会員1人100ドルの寄付達成を徹底する
・335-B地区(筆者):企業寄付は昨年度19社で、今年度は50社を目標に進める。昨今、企業の社会貢献に対する期待が高まっていることから、会員が減少する中、有効な資金獲得手段であり協力を求めていく
・335-C地区(佐々木由美子コーディネーター/第1副地区ガバナー)昨年度は寄付額50万ドルを超え、その勢いを継続すべく、奈良・滋賀・京都でのLCIFセミナー開催やキャンペーン・ゴルフを企画
・335-D地区(髙井利夫コーディネーター):注力する企業寄付は一昨年度13社、昨年度41社、今年度はリピーターもあり、現時点で42社の協力があった。クラブを通じて協力を呼び掛け、直接感謝を伝えることが大切

年次報告を行う夏コーディネーター

いずれも335複合地区の底力を感じさせ、今期の成果が期待される報告であった。その後は時間の許す限りの質疑応答があり、セミナーは盛況のうちに終了した。

最後に、LCIF最高の栄誉である「LCIF人類の友アワード」が、日本で初めて夏コーディネーターに授与されたことをご報告したい。セミナーの中で、夏コーディネーターは受賞の喜びを素直に表現され、感謝の言葉を述べる姿に対して参加者から賛辞が贈られた。

2020.10更新(335-B地区LCIFコーディネーター・大阪大正ライオンズクラブ所属/西木宣雄)