投稿リポート 気仙沼市の中学校へ
プロジェクター3台を寄贈

気仙沼市の中学校へ プロジェクター3台を寄贈

大阪梅田中央ライオンズクラブ(近藤豊師会長/39人)と気仙沼ライオンズクラブ(菅野潔会長/83人)は、気仙沼市立条南中学校へICT(情報通信技術)活用学習に使用するプロジェクター3台を寄贈した。

9年前の東日本大震災で気仙沼が津波による甚大な被害を受けてから、大阪梅田中央ライオンズクラブは何度も気仙沼に足を運び、避難所への支援やチャリティー・コンサートの開催などを通じて、被災者との交流を継続的に行ってきた。2019-20年度は同クラブの結成40周年であったことから、益田大志前会長が中心となり、その記念事業として気仙沼の未来ある子どもたちの支援を行うことになった。

大阪梅田中央ライオンズクラブの益田前会長から「40周年記念事業として気仙沼のために支援したい。将来の気仙沼の役に立つような支援は何がよいだろうか」と相談があり、気仙沼ライオンズクラブが地域の必要性と将来に向けて有効に活用してくれる支援先を検討することになった。気仙沼市立条南中学校は東日本大震災では津波の被害を受けながらも避難所として被災した住民を受け入れ、自衛隊の駐屯地として校庭を提供する中で、地域の子どもたちの教育を続けた。現在は宮崎明雄校長を中心にICT教育にも尽力されている。そこで同校を支援先とし、プロジェクターを寄贈することにした。

今回は大阪梅田中央ライオンズクラブが支援金を提供し、気仙沼ライオンズクラブが橋渡しとなり、被災地のニーズと支援の有効性を検討して事業が実現した。遠く離れた二つのクラブが協力してより良い支援を行う、モデルケースになったと感じている。

条南中学校生徒会長の昆野一花さんは、
「寄贈頂いたプロジェクターにより、大きな画面で画像やグラフなどを見ながら分かりやすく授業を受けることが出来ます。気仙沼の未来、宮城の未来、日本の未来を担う一員として、皆様のご厚意に応えられますよう、今出来ることに精いっぱい取り組んでまいりたいと思います」
と感謝のメッセージをくださった。また宮崎校長からは次のような謝辞を述べられた。
「おかげ様で我々条南中学校の展開します教育活動に、ますますの勢いや意欲が湧いてまいりました。自らの目標や志を掲げて、未来を生き生きと歩んでゆく生徒を育むことが出来ます」

2020.09更新(気仙沼ライオンズクラブ前会長/斎藤光弘)