投稿リポート 東日本大震災の恩返しを
令和2年7月豪雨被災者支援

東日本大震災の恩返しを 令和2年7月豪雨被災者支援

塩釜ライオンズクラブ(23人)は来年度、クラブ結成60周年を迎える。当クラブは2009年に、若きリーダー志賀重信332-C地区ガバナーを輩出した。その2年後の11年3月、東日本大震災という未曽有の大災害が発生。全てを失った私たちが、全国、全世界のライオンズからの多大なる支援や温かい言葉にどれほど励まされたことか。まるで昨日のことのように鮮明に思い出される。それが、被災者であっても支援者であり続ける原動力となった。今日まで活動を続けてこられたのも、ライオンズ・メンバーの友情があったからこそと感謝している。

近年、全国各地で異常気象による大災害が頻発している。そうした状況を報道で見るたびに、東日本大震災で受けた恩をどのような形でお返し出来るかを考える。そこで当クラブではアラート委員会を設置し、志賀元地区ガバナーを委員長に据えて、支援活動に取り組んでいる。

令和2年7月豪雨では被災者支援として、まずは志賀委員長が友好クラブの福岡県・大野城ライオンズクラブへ、個人的にブルーシート100枚、使い捨て容器1000人分、除菌タオル等を送った。泥掃除用のタオルが不足しているとの情報を得ると、当クラブの子クラブである多賀城ライオンズクラブと、松島温泉組合、松島旅館組合、塩竈市立第一中学校からもタオルを始めとした多数の支援品が集まった。同じく友好クラブである熊本南ライオンズクラブにも、食品用ラップ、歯磨きセット、麦茶等の生活用品を送ることが出来た。

本来ならば、すぐに現地に駆け付けてお手伝いをしたいところだが、新型コロナウイルスが感染拡大している状況下ではそれもかなわない。せめて荷物と一緒に気持ちも届くようにと願いを込めて梱包し、発送した次第である。
 
はるか東北は宮城の地から、被災された方々の一日も早い復旧を心から祈っている。
 
2020.08更新(会長/鈴木嘉仁)