投稿リポート 施設に菓子を届ける
夏のサンタクロース

施設に菓子を届ける夏のサンタクロース

佐渡ライオンズクラブ(44人)は1960年に結成され、今年度60周年を迎える。私たちクラブ・メンバーは、「われわれは知性を高め、友愛と相互理解の精神を養い、平和と自由を守り、社会奉仕に精進する」という「ライオンズの誓い」を常に胸に抱き、ボランティア活動に励んでいる。

当クラブの大切な継続奉仕事業の一つに、93年から毎年8月に開催し今年で26年目を迎える「ふれあい海の祭典」がある。これは佐渡島内の福祉施設の利用者の皆さん、ご家族、施設関係者を招き、海水浴やバーベキュー、ゲームにカラオケなどで夏の一日を海で思い切り楽しんで頂くものだ。ところが今年は新型コロナウイルス感染症が拡大。参加者の安全を第一に考え、誠に残念ながら中止を決定せざるを得なかった。

そうした状況の中でもなお、私の今年度の会長スローガンでもある「あなたの笑顔の為に ~For your smile~」の下、大切な人の笑顔のために、今自分たちが出来ることをがんばろうという気持ちを何か形に出来ないかと協議を重ねた。その結果、「自分たちで各施設にお菓子を配って回ろうよ!」という結論に至った。題して「夏のサンタクロース」。

昨年(2019年)の「ふれあい海の祭典」の様子

各施設関係者の方々も、利用者の皆さんも、新型コロナへの対応で大変な時を過ごしている中、例年のふれあい海の祭典と形は違うが、「あなたの笑顔の為」に、夏のサンタクロースが一時の安らぎと楽しさをプレゼント出来ればと考えた。

8月7日、メンバーが手分けして島内9カ所の福祉施設へ計279人分の菓子を届けた。菓子を受け取られた職員の方からは、「連絡を頂いて楽しみにしていました。本当にありがたいです」と感謝の言葉を頂いた。

また来年はいつものようにふれあい海の祭典を開催し、はじけるようなみんなの笑顔が佐渡のビーチに戻ってくることを、メンバー一同心から願っている。これからも地域に根差した、笑顔を届けることの出来る奉仕活動を続けていきたい。
 
2020.08更新(会長/渡辺一樹)