投稿リポート 赤十字血液センターに
血液事業用車両を寄贈

赤十字血液センターに血液事業用車両を寄贈

6月23日、北海道赤十字血液センターにおいて、血液事業用車両贈呈式が執り行われた。当初は、6月24日に札幌市で開かれることになっていた第56回献血事業推進全国大会北海道大会において贈呈する予定だったが、猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、大会は中止となってしまった。

本事業は、札幌中島ライオンズクラブ(70人)と札幌清田ライオンズクラブ(84人)が、LCIF(ライオンズクラブ国際財団)人道支援マッチング交付金を活用して実施したもので、北海道赤十字血液センターに血液事業用車両2台を寄贈した。血液事業の周知と普及がその目的である。同時に、ライオンズ会員の献血事業に対する意識をより高めたいという思いもあった。

北海道は東北6県を足した面積よりも広く、北海道赤十字血液センターの血液輸送における年間走行距離は約2万kmに及ぶという。悪路も多く、特に冬の雪道では、融雪剤によるさびや、わだち掘れなどの影響で車両の老朽化が著しい。そのため同センターからは、車両の入れ替えに関しての協力要請をたびたび受けていた。寄贈した2台の血液事業用車両は、札幌市内を始め、道内全域への血液の運搬、献血の広報活動に役立つこととなる。血液を必要とする多くの方々の命を救う一助となることを願ってやまない。

LCIF人道支援マッチング交付金は、世界各地のライオンズ会員の寄付による基金から交付されるものであり、今回の事業はその資金援助によって行うことが出来た。私たちの趣旨に賛同し、実現のために協力してくださった方々に感謝している。

2020.08(札幌清田ライオンズクラブ前会長/花房長男)