投稿リポート 小学生バドミントン大会
開催

小学生バドミントン大会開催

昨年クラブ結成20周年を迎えた山形センチュリー ライオンズクラブ(17人)は、これまで青少年健全育成事業を中心に奉仕活動を行ってきた。中でも山形県小学生バドミントン大会学年別選手権大会(4年生以下、5年生以下、6年生以下の3部門)は、当クラブのメイン事業だ。青少年育成とスポーツ振興のために、山形県小学生バドミントン連盟と協議し、子どもたちが将来夢を持ち世界に羽ばたくことを念願して「山形センチュリーライオンズクラブ杯」を創設して16年目を迎えた。6年生の男女優勝者には持ち回りの優勝カップを、各部門第3位までの選手には賞状と、表彰式の写真、メダルを贈呈している。

更にクラブ結成10周年の年には、これらに加え試合球(シャトル)10ダースも贈呈した。以降、選手強化費の支援やシャトルの寄贈などを継続。これまでに同大会では、全国バドミントン選手権大会やインターハイで優秀な成績を残した選手も多数輩出しており、重要な大会になっている。

しかし今年は新型コロナウイルス感染症がまん延し、会場を閉め切り「三密」になりがちなバドミントン大会は、体育館の利用制限などからも開催が危ぶまれた。関係者が協議を重ねた結果、通常は1日のみの大会を、部門別に3日間に分散させて開催することになった。感染防止対策として、選手及び付き添い者の名簿作成、入場者の人数制限、試合中の競技者以外はマスク着用、消毒の徹底、会場の定期的な換気を実施。応援に関しても、席の移動は不可、声援は送らず拍手のみとし、選手の休憩場所も一定の間隔を空けるなど随所に配慮した。

選手たちは、新型コロナウイルス感染症対策に伴う「バドミントン活動ガイドライン」を順守。これまでのような練習が出来ない環境の中で、新しい形でトレーニングを重ねてきた。当日は精一杯力を出しきりプレーしている選手たちの姿に感動を覚えた。

厳しい状況下ではあったが、大会運営者や会場関係者の尽力、そして何よりも選手やご家族、各チーム関係者の協力があって、このようなすばらしい大会を開催することが出来た。オリンピック・イヤーの来年こそは、バドミントン大会も制約なく開催され、未来に希望をつなぐ架け橋となるよう祈るばかりである。

当クラブは今後も青少年支援として、この大会を継続開催していきたい。
 
2020.08更新(会長/野口正則)