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FWT5年の歩みとこれから
多様性と継承を目指して
日本FWT
家族及び女性チーム(FWT)は2020年2月17日、東京都渋谷区の山野ホールにて、2019-20年度GAT「全日本FWTセミナー」を開催し、全国から約600人のメンバーが参加した。このセミナーでは「5年間の歩み」と題してパネル・ディスカッションを行い、8人の複合地区コーディネーターと共に、この5年間のFWTを総括した。複合地区によって活動の濃淡はあったものの、ライオンズクラブの中で女性が先頭に立って奉仕や会員増強に取り組む姿が紹介され、参加された皆さんにとって大いに励みになったものと思う。
私は2016-17年度にFWT第5会則地域副リーダーを拝命し、以来、FWTのリーダーとしての任務に力を尽くしてきた。就任間もない16年7月12日に「重点施策FWTの展開~四つの目標」として、「優れた奉仕を通して行う会員増強(奉仕活動参加促進)」「家族と共に奉仕の拡大(家族会員の増強)」「4人に1人は女性会員/4年に一度は女性ガバナー誕生(女性会員の確立、女性リーダーの育成)」「支部クラブ結成目標/クラブが一つの支部作り(会員維持)」を発表。複合地区及び地区の正副コーディネーターに対して、それぞれが何を考えて何を行えばいいのか、明確なビジョンを示すことに心を砕いてきた。
東西のFWTチーフとコーディネーターたちは、この四つの目標達成のために毎期提案される具体的な数値目標について、一つ一つ成果を積み重ねている。学習会・セミナーの開催、女性中心のクラブ支部作り、奉仕活動では小児がん患者支援のヘアドネーションや、タンスに眠る外貨を活用した募金、レモネードスタンドなどに積極的に取り組んできた。これらの活動を通じて、現在のFWTは生き生きと活力に富んだチームに成長したと自負している。
FWTは5年を経てずいぶんと成長したが、まだまだ課題を抱えている。さまざまな課題に向き合いつつ、第2期に向かってスタートを切る。まず来る2020-21年度は、重点施策の一つ「女性リーダーの育成」を前面に押し出して活動したい。草の根レベルでセミナーを開催して才能や意欲がある女性会員を掘り起こし、地区ガバナー未経験の女性会員を積極的にFWTの役員に登用して、女性の意識の高揚と立場の向上を図っていく。もちろんFWTだけでなく、複合地区・地区においてはGATの一員として経験を積み、女性リーダーとして大きく成長されることを願っている。また引き続き、若手会員が魅力を感じるような、時代に合った新たな奉仕の提案にも力を入れていく。
私は女性会員と家族会員の増強は、多様性の確保と次世代への継承を促進し、日本のライオンズクラブの発展に寄与するものだと確信している。「男性が」「女性が」「ベテランが」「若手が」といった対立の構図ではなく、会員の多様性や個性を尊重しつつ、全てのジェンダー、全ての世代が「We Serve」の下でまとまることを理想としている。
新年度も新たなFWTにご期待頂くと共に、ご支援、ご協力をお願い致します。
2020.06更新(GATエリアリーダー/長澤千鶴子)