投稿リポート コロナ禍で苦しむ
地元飲食店を支援

コロナ禍で苦しむ地元飲食店を支援

新型コロナウイルス感染症は、日本を含め世界中を混乱に陥れた。我が国においても非常事態宣言が発令される事態となり、大分県豊後大野市の市民も外出自粛、三密を避ける生活を強いられている。努力のかいあって、幸いにも当市では感染者が出ていない。私たち三重ライオンズクラブ(新谷正則会長/73人)も活動の中止や自粛を余儀なくされた。新しい生活様式に沿うクラブ運営については、現在模索中である。

6月9日(火)、三重ライオンズクラブは今出来る奉仕活動として、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で売上が減少した地元飲食店を応援するため、豊後大野市料飲店組合(角田英之組合長/45店)に支援金30万円を贈呈した。

コロナ禍により経済活動は停滞。特に飲食業、宿泊業における売上の激減は、壊滅的危機となっている。現にコロナの影響で経営の歴史に幕を下ろす店も出てきた。各飲食店は独自の工夫によりテイクアウト営業へと移行をしているが、もともとあまりテイクアウトの習慣のない当地では売上が思ったほど伸びず、苦戦を強いられている。長年にわたり店を守ってきた高齢の経営者は、SNSで情報発信をする方法などが分からない人も多く、ただひたすらに感染症の収束を待つのみといった状況である。

そこで豊後⼤野市料飲店組合は、「コロナに負けるな! ぶんごおおの応援しちょる券」を発行、利用促進キャンペーンを7月からスタートすることにした。客は応援したい店で1枚500円の前払い制チケットを購入、これは購入店でのみ使用出来、各店独自の特典も付いている。またチケットには通し番号が振られており、年末には利用者を対象とした抽選会も企画している。更に安心して来店してもらえるように、キャンペーン参加店は組合の定めたガイドラインに沿った感染防止対策を徹底。店頭に貼られた「ウイルス対策実施店」のステッカーが、参加店の目印となる。当クラブではこのキャンペーン等に役立てて頂けるよう、クラブの例会や事業の中止により浮いた予算を寄付金としたのである。更に今後もクラブ・モットー「地域と共に、大きな輪になろう」に沿った第2弾、3弾の支援が出来ればと検討している。

新型コロナウイルスの第2波、第3波はいつ襲ってくるか分からず不安は募るが、当クラブでは一日でも早く地域と共に元気になれるような活動をしていければと思う。そして、完全なる収束が早く訪れることを願っている。

2020.06更新(幹事/後藤雅克)