投稿リポート 市内子ども食堂へ
米350kgを寄贈

市内子ども食堂へ米350kgを寄贈

京都紫明ライオンズクラブ(48人)は6月18日、今年度最後の奉仕事業として、京都市内の子ども食堂へ配布して頂くために市にコシヒカリ350㎏を寄贈した。この米は、当クラブの故草木顕治元会長が所有していた市北部の山間地・京北町にある田んぼで、クラブ会員や地元住民が栽培したものだ。市が民間団体の運営する子ども食堂に希望を募ったところ、16カ所から10~30kgの要望があったという。この日、京都市役所で受納式を行い、門川大作市長に目録と米の一部を贈呈した。

新型コロナウイルス感染症の拡大が問題となる中で、感染防止に直接的に役に立つ寄付活動もあるが、私たちのクラブでは間接的な影響で苦しんでいる社会的に弱い立場の方々のために何か出来ないかと考え、本事業に至った。より多くの人においしい農産物を地産地消してもらうことで、地域の一次産業を発展させる一助となりたい。子ども食堂を利用する人には、日本人の主食であるおいしいお米をおなかいっぱい食べることで元気を取り戻してもらいたいとも考えた。

新型コロナウイルス感染症収束に向けて闘う力を応援する社会奉仕は重要である。しかし子どもや障害のある人など、影響に流されるしかない方々も多くおられ、そうした皆様に強く手を差し伸べるのも大事なことだと思う。本事業を行うに当たり、社会の構造上負の影響を受けやすい人々、それを支える人々に目を向けて考えを広げてみると、私たちに出来る活動はもっとたくさんあるのではないかと感じられた。

2020.06更新(会長/秋山洋一郎)