投稿リポート 緊急事態宣言下
血液不足を受けて献血活動

緊急事態宣言下 血液不足を受けて献血活動

名古屋葵ライオンズクラブ(62人)は継続奉仕事業として毎年5月と11月の年2回、名古屋市南区のショッピングセンター駐車場に献血車を手配し献血への協力を呼び掛ける活動を実施している。輸血に必要な血液を安定的に確保するためには、全国で毎日1万3千人の献血協力が必要とされている。新型コロナウイルス感染症がまん延する中、2月中旬には国から不要不急の外出を控えるよう要請が出されたことも影響して、献血への協力者が減少し血液が不足していることを報道で知った。

緊急事態宣言が発令され人々が自粛に努めている時期であり、クラブの例会や理事会等も中止されている状況の中、献血奉仕活動を実施するべきか中止とするべきか悩んだ。しかし当クラブの四献・健康委員長が、「このような状況だからこそ、必要とされる奉仕を実施する意義がある」と熱心に発信したことで、参加するメンバーを選抜し少人数に絞って今年も開催することを決定した。

当日の5月16日はあいにく終日雨の予報で、朝から激しい雨の降る中だったにもかかわらず、受け付け開始直後から待合席は献血協力者で満席となり、開催前の心配が全て払拭された。開始から終了まで献血される方が途絶えることはなく、なんと過去最高の受付者数で献血活動を終えることが出来た。

ここ数年、この献血奉仕活動はクラブ・メンバー全員参加で開催していた。今回は自粛要請時であることから少人数での開催としたため、参加したいという強い思いを押さえて参加を控えてもらったメンバーも多数いた。そこで現場の状況を共有してもらえるようにと、当日の活動の様子を動画撮影し配信した。同時に地域の皆様にもライオンズクラブの奉仕活動をを理解し、ご協力頂く一助になればと、一般公開もすることにした。この記事をご覧になられた方も、是非視聴してください!

2020.05更新(会長/野口勝弘)