トピックス アラートフォーラム
全国大会 in福岡

アラートフォーラム 全国大会 in福岡
東峰村・澁谷村長による感謝のあいさつ

近年、世界的な課題である地球温暖化によって、我が国も大きな影響を受けている。毎年のように超大型の台風が日本列島を直撃し、甚大な被害をもたらしている。また、地震大国でもある我が国は地震の活動期に入ったと言われている。今期、一般社団法人日本ライオンズに設けられたアラート委員会は、台風や地震などの自然災害で大きな被害を受けた方々をライオンズクラブがどのように支援していくか、しっかりとしたビジョンをもって取り組むことを目的に発足したものだ。

アラートフォーラムは、緊急支援に対するライオンズクラブの認識を共有し、参加した会員が所属する地区やクラブにその情報を伝え、広く意識を高めるために開催するものだ。今回のフォーラムは337複合地区が主催し、日本ライオンズのアラート委員会の後援で行われた。

2020年2月11日に福岡市で開催されたフォーラムには、330複合地区から337複合地区まで全国から約450人の会員が集まった。4時間を超える開催時間が長く感じられないほど、充実した内容となった。まず、主催者を代表して337複合地区の乗田泰議長が開会あいさつ。次に来賓として、2017年の九州北部豪雨災害で大きな被害が発生した福岡県東峰村の澁谷博昭村長から、ライオンズクラブの支援に対するお礼の言葉と感謝状を頂戴した。その後、日本ライオンズの識名安信理事長並びに同アラート委員会の小林聰委員長からあいさつがあり、ライオンズクラブの緊急災害支援の重要性が語られた。更に、332-C地区(宮城県)の木川田明弘地区ガバナーからは、昨年の台風19号の災害支援に対する感謝の言葉が述べられた。

その後、坂本惠市335複合地区アラート委員長から「国難級の巨大災害にどう備えるか?」をテーマに講演を頂いた。画像を交えた分かり易い内容で、参加した会員の反響は非常に大きいものだった。その中身は、いざ災害が発生した時にいかに迅速かつ的確に行動すべきか、緊急支援金の準備や地元社会福祉協議会との連携の重要性、ライオンズクラブでの実働部隊の整備、教育など盛りだくさんだった。ライオンズ力を高め、我々のネットワークを生かしたライオンズならではの支援につなげようという、熱い思いが感じられた。

続いて、以下の順に具体的な支援事例が紹介された。

2016年熊本地震:元337複合地区元議長 村中尊裕亀(熊本第一ライオンズクラブ)
2017年九州北部豪雨災害:元クラブ会長 瓜生茂広(福岡県・朝倉ライオンズクラブ)
    〃      :クラブ幹事 大庭きみ子( 〃 )
2019年佐賀豪雨災害:337-C地区アラート委員 原田好和(佐賀県・伊万里ライオンズクラブ)
2019年台風19号豪雨災害:337複合地区アラート委員長 二場安之(福岡玄海ライオンズクラブ)

最後に、337-A地区の津村洋一郎地区ガバナーから総括と閉会あいさつがあり、フォーラムは大きな拍手の中終了した。終了後、200人近くが参加して開かれた交流会では、後藤隆一元国際理事による乾杯の後、和やかな雰囲気の中でフォーラムの話題を振り返ったり、懇親を深めたりする場面が見られた。

このフォーラムと交流会では募金活動も行い、合計27万5322円の緊急援助基金が集まった。アラートフォーラム全国大会in福岡の開催に際しご尽力を頂いた方々に心より感謝申し上げたい。
                
2020.03更新(337複合地区アラート委員長/二場安之)