投稿リポート 小学生と一緒に
パンジーの植え付け

小学生と一緒に パンジーの植え付け

大東ライオンズクラブ(岩倉弟一会長/33人)は1月16日から24日にかけて、活動地域内にある五つの小学校で、児童と一緒にパンジーの苗の植え付けを行った。

この事業を最初に実施したのは2012年、クラブ結成25周年記念の単年度事業として計画されたもので、この時は花の苗を各校に届けるだけだった。しかしその後、学校関係者との懇談の中で当クラブが考えていた以上の反響があったことから、翌年以降も継続することを決定。更に会員の中から、「苗を届けるだけではなく一緒に作業をしよう」という声が上がり、2年目からは会員が児童と共に植え付けを行っている。児童には土に親しみ植物を育てる楽しみを知ってもらい、保護者にはライオンズクラブの活動について知って頂く機会と捉え、毎年、新聞社等に取材をお願いしている。今年も中日新聞と郷土新聞でこの活動が紹介された。

当初、市内の業者から購入していた苗の調達先は、会員から「苗を育て販売している知的障がい者施設がある」との情報を得て変更。ここ数年は「社会福祉法人草笛の会」から購入し、微力ながら福祉の面でも協力させて頂いている。

今年の作業も小学校でプランターや肥料土を用意して頂き、5校で計17人の先生の協力の下、児童79人に会員28人が参加して750ポットのパンジーを植えた。この時期に植えると卒業式、入学式の時期に奇麗な花が咲きそろうため、毎年寒さに負けずにがんばっている。いかに温暖な静岡といえども会員は冬装備だが、児童たちは寒風の中でも薄着で、半ズボン姿の子も多く見受けられる。お花をプレゼントするお返しに、子どもたちから十分すぎる元気をもらっている。

第1回の活動に参加してくれた当時5、6年生だった児童たちは、今頃大学生になっている年頃だ。幾つになっても故郷に帰ってきた時には卒業式のパンジーの花を思い出してくれることを願いながら、来年以降もこの活動を続けられるよう会員一同精進していきたい。

2020.03更新(幹事/金原秀樹)