投稿リポート 薬物乱用防止教室の成果
厚労大臣感謝状受賞

薬物乱用防止教室の成果 厚労大臣感謝状受賞

昨年11月25日、大曲ライオンズクラブ(100人)の会員・太田敏彦に対して「麻薬、覚醒剤防止に功労のあった者」として厚生労働大臣感謝状が伝達された。誠に喜ばしいことで、クラブにとっても大変名誉であった。

当クラブでは20年近く前、太田会員が入会した時に、青少年健全育成活動の一環として「薬物乱用防止教室」をスタートした。太田会員は現役の薬剤師であり、30年以上学校薬剤師を務めていたベテランだ。教室は学校薬剤師や市教育委員会教育長の了解の下、大曲ライオンズクラブ主催の事業として開催している。

講師はもちろん太田会員である。豊富な経験に基づき、小中高校でそれぞれの段階に合った講義を行う。スライドを使った解説はもとより、小学生には、水、お茶、コーラなどと薬を一緒に飲んだ時に胃の中でどういう変化が起きるかなどを実験し、会員が海外から購入してきたタバコのパッケージの恐ろしい絵を見せ、タバコの害を説明するなど具体的である。中高生にも年齢に応じて、違法薬物の害だけでなく、薬の正しい使用法なども解説している。本年度は活動地域である旧大曲市内の小中学校11校、高校3校で、また地域外の小中3校、高校1校でも実施した。

卒業生にはお薬手帳を配布している

薬物乱用防止教室開催の際は3種類のパンフレットを用意し、家庭でも見られるように配慮している。この他にも毎年、旧大曲市内の小中高校の卒業生全員にお薬手帳を配布しており、本年度は1234人に配布予定である。ありがたいことに薬物乱用防止教室は、各校の授業の一環として定着している。今後も太田会員を中心に、クラブの主要アクティビティとして青少年健全育成に貢献していきたい。

2020.02更新(会長/大友康夫)