投稿リポート 地元出身のJリーガーに
学ぶサッカーフェスタ

地元出身のJリーガーに学ぶサッカーフェスタ

徳島すだちライオンズクラブ(芝秀人会長/71人)は青少年健全育成事業に注力している。年が明けたばかりの1月2日には徳島出身Jリーガー後援会が企画する「徳島NEW YEAR サッカーフェスタ」を共催した。サッカーフェスタの目的はスポーツを通じた青少年健全育成だが、当クラブではスポーツが持つ夢と可能性の広がりにも期待している。

スポーツを通じた青少年関連事業は各地で行われているが、この事業では地元出身のJリーガーと接することが出来るのが最大の特徴だ。「活躍しているあのJリーガーが隣町の出身」という親近感は、子どもたちを刺激する。漠然としていた夢や憧れが、より身近な等身大のものとして感じられるのだ。また、現役Jリーガーがたどった努力の足跡を「講演で聞く」という形ではなく、「サッカーを一緒にやる」形によって体験出来るのも実感が大きい。実践協働型の学習として大いに役に立っている。

また、私たちは二つの効果にも主眼を置いている。一つは、参加してくれるJリーガーにライオンズクラブの活動を知ってもらうこと。もう一つは、当日参加している多くの保護者にも、ライオンズがこの行事を共催する意義を知ってもらうこと。この2点については、私たちの意図が十分に伝わったのではないかと思う。実際、ライオンズが実践する次代を担う育成事業に、Jリーガーも強い共感を示してくれた。

当日は冬晴れの空の下、小学生約150人が、現役選手、監督、コーチや元選手ら18人とプレー。Jリーガーの技術やボールを追い掛ける際の気迫を間近で見たことで、感じるものも多かったことだろう。参加した子どもたちは選手にサインを求めたり、一緒に写真を撮ったりとグラウンド外でも有意義な時間を過ごしていた。そんな彼らの高揚した表情を目の当たりにし、ライオンズの使命を果たせたと実感出来た一日だった。
 
2020.02更新(青少年・GST・LCIF・ライオンズクエスト委員長/益井芳治)