投稿リポート 広島フォーラムで
ボッチ大会に参加

広島フォーラムでボッチ大会に参加

11月9日、広島で開かれたOSEALフォーラムの公式行事でボッチ大会が行われた。岡山ライオンズクラブ(菅野正俊会長/63人)は、さくら支部、チャンピオンズクラブ支部、それにスペシャルオリンピックス(SO)岡山のみなさんと共にこの大会に参加、運営を行った。

ボッチとはSOで行われている競技である。パラリンピックでは「ボッチャ」と呼ばれているが、内容はほぼ同じ。赤と青のチームに分かれ、数メートル先にある白い的ボールに自チームの色のボールを近付けていく競技だ。カーリングにも似ているが、ボッチは氷上ではなく体育館やグラウンドで行われる。ルールや競技内容が簡単なため、子どもから高齢者まで誰でも気軽にプレー出来る。一方で戦略性が高く、慣れてくるとさまざまな駆け引きが発生するため、やればやるほど面白い競技だ。

SO岡山では、知的障害のあるアスリートと健常者が一緒に出来るユニファイド競技として3年前から取り組んでいる。SO広島ではまだボッチを実施したことがないという話を聞き、今回声を掛けて実施に至った。今回はSO広島から14人のアスリートとその家族が参加してくれた。

この日はグドランLCIF理事長と山田實紘元国際会長が参加。お二人とも驚くほどSOについての知識があり、詳しい説明を交えながら開会式であいさつして頂いた。グドランLCIF理事長からは「日本初のスペシャルオリンピックスのスペシャルティクラブとして、チャンピオンズクラブ支部が岡山ライオンズクラブに出来ました。とてもすばらしいことです」と当クラブの支部を紹介して頂けた。

その後、SO岡山とSO広島のアスリート、ライオンズクラブの仲間が一緒にユニファイド・ボッチ大会を楽しんだ。前述の通り、競技自体は簡単なため、初参加の人もすぐにゲームに慣れ、混成チームで試合を行った。ボッチのいいところは、誰でも簡単に参加出来るところだ。皆すぐに打ち解けて、交流することが出来た。とても良いイベントだったと思っている。

更に、SO広島の役員の方からは、今後広島でもぜひボッチプログラムを取り入れるとの言葉を頂いた。今回の活動が、SOの発展に多少なりとも役に立つことが出来たのではないだろうか。大変意義のある活動となった。

2019.12更新(川上賢二)