投稿リポート
大学生の薬物乱用防止活動
を広島フォーラムで紹介
広島フェニックス ライオンズクラブ
#人道支援
#青少年支援
11月8日(金)~10日(日)、広島市で開催された第58回東洋・東南アジア・ライオンズ(OSEAL)フォーラムのバザール・展示会場において、広島フェニックス ライオンズクラブ(62人)は薬物乱用防止の学生活動に関する展示ブースを設置した。薬物乱用防止活動は当クラブが2002年から取り組んでいるメイン・アクティビティだ。その活動の中でも09年からスタートした大学生薬物乱用防止教育認定講師育成は全国初の取り組みで、今では各地でライオンズクラブと大学の連携による大学生認定講師が誕生し、青少年薬物乱用防止教育に活躍している。この大学生認定講師の活動を更に多くのライオンズの皆さんに知ってもらい、日本から東洋・東南アジアに広げられれば、青少年健全育成のすばらしい貢献になると考えた。
この展示企画は、336-A、C地区のキャビネットの共催、第58回OSEALフォーラム事務局、(公財)麻薬覚せい剤乱用防止センター・広島県健康福祉局薬務課の協力の下に開催されることになり、学生講師の育成に取り組む各地区のライオンズクラブと大学に参加の呼び掛けを行った。呼び掛けから実施までの期間は短かったが、高知県立大学、広島国際学院大学、広島修道大学、広島女学院大学、福山大学と、高知桜ライオンズクラブ、高知県・佐川越知ライオンズクラブ、同・中土佐ライオンズクラブ、香川県・こんぴらライオンズクラブ、広島県・福山新市ライオンズクラブと当クラブが参加することになり、それぞれの活動を日英併記のポスターで紹介した。
展示ブースには国内外から多くの訪問者があり、ポスターを一枚一枚丁寧に読む人、関連パンフレットを手に持って質問する人、自分のクラブでぜひ取り組みを検討したいという人もおられるなど、大きな手ごたえがあった。
また9日(土)には展示ブースにおいて、高知県立大学2人、福山大学5人、広島女学院大学2人、広島修道大学2人の参加による広島県薬物乱用防止ヤング指導員部会(大学生交流会)が行われ、「ダメ。ゼッタイ。教室」授業の工夫や意義等について活発な意見交換が行われた。
広島県では本年、ライオンズクラブの支援の下で薬物乱用防止教育認定講師となった大学生と、県内大学が認定するクラブ・サークルで薬物乱用防止活動を行う大学生に対し、広島県薬物乱用対策推進本部長(広島県知事)が「広島県ヤング薬物乱用防止指導員」の称号を与え、その活動を委嘱する制度がスタートした。こうした広島県の取り組みは、大学生講師たちの自信とやる気を奮い立たせ、今回の大学生交流会開催につながった。
第58回OSEALフォーラムでの薬物乱用防止学生活動展示ブース&広島県ヤング薬物乱用防止指導員部会をきっかけに、大学生認定講師育成の取り組みが一層活発になれば幸いである。また、この活動が世界に広がることを願っている。
2019.11月更新(会長/三浦誠)