投稿リポート 台風19号被災地支援
二つの事業

台風19号被災地支援二つの事業

10月12日に大型で強い勢力を保ったまま日本に上陸した台風19号は、関東、甲信越、東北地方などに記録的な雨を降らせ、堤防の決壊や浸水被害など広範囲に及ぶ甚大な被害をもたらした。東京葛飾東ライオンズクラブ(吉川研司会長/54人)の地元、葛飾区には荒川や江戸川を始めいくつもの川が流れており、海抜ゼロメートル地帯もある。今回は幸いにも被害が出ずに済んだもののいつ同じような状況に見舞われるか知れず、とても他人事ではない。そこで、台風19号の被災地支援をする方針を固めた。

まずは即位礼正殿の儀が執り行われた10月22日(火)の夕刻から、葛飾区にある四つ木イーグルボウルで行われた、第5回災害支援・復興支援チャリティーボウリング大会の収益を台風19号災害の支援金とすることにした。

この大会は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地支援を目的に始まったものだが、近年は自然災害が多発していることから東日本大震災のみに限定せず、自然災害の被災地などへの支援・復興を目的として行っている。

当日は330-A地区(東京都)の伊賀保夫地区ガバナーを始めとして、当クラブと同じ5リジョンに所属する各クラブ・メンバーを含め60人以上のメンバーらにご参加頂いた。競技は2ゲームの合計得点で争われ、和気あいあいとした雰囲気の中に、白熱したゲームが繰り広げられ、大いに盛り上がった。ゲーム後は会場内のレストランで表彰式と懇親会を行い、それぞれの健闘をたたえると共に懇親を深めた。

また大会参加者の皆様のみならず、同じボウリング場でプレーしていた一般のお客様方からも「ぜひ自分も協力したい」とのお申し出を頂き、結果として31万4502円もの寄付を集めることとなった。皆様の温かいご協力と思いやりの心に、深く感謝している。

次に実施したのが10月24日(木)の16時半~20時、JR新小岩駅北口での台風19号による被災地復興支援募金だ。10月5日に台風15号による千葉県災害復興支援募金を行った直後ではあるが、19号においても緊急募金を実施すべきと判断し、即時実行したものである。

当日は夕方から開始ということもあり、少し肌寒さを感じる中での活動だった。当クラブのメンバーや、応援に駆け付けてくれた近隣クラブのメンバーにも大変感謝している。3時間半と短い時間ではあったが、応援頂いた方々のご尽力と平日の帰宅時間帯であることもあいまって、駅頭を行き交う多くの方々から20万円以上もの温かいお気持ち、ご支援を頂くことが出来た。

この二つの事業で集まった支援金は当クラブ理事会の審議を経た後、330-A地区キャビネットを通じた寄付と、台風19号で特に被害が大きかった福島県に対して寄付させて頂く。寄付先や寄付後の結果については公表し、ご協力頂いた皆様や社会に対して広く周知することにより、透明性を担保しつつ今後の募金活動に対するご理解とご協力を仰ぎたいと思っている。

我が東京葛飾東ライオンズクラブでは、今後も被災された地域や自然災害等に対して、継続的かつ緊急対応的な災害復興支援活動を一致団結して実施していく。

2019.11更新(野村耕嗣)