投稿リポート
"令和"ゆかりの地に
碑を建立
福岡県・太宰府ライオンズクラブ
#人道支援
337-A地区4リジョン4ゾーンに所属する太宰府ライオンズクラブ(岡崎新一朗会長/79人)は、新元号「令和」にゆかりのある福岡県太宰府市の坂本八幡宮(御田良知宮司)に「令和」の石碑を奉納し、令和元年10月29日に除幕式を執り行った。
元号「令和」は、奈良時代に完成した日本に現存する最古の歌集「万葉集」巻五、梅花歌三十二首の序文「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわ)らぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かをら)す」から取られたもの。奈良時代初期、大宰府の長官だった大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で「梅花の宴」が開かれ、32人が梅の花を題材に歌を詠んだ。旅人自身がそれをまとめ付した序文だ。そして宴の舞台となった大伴旅人邸跡とされる場所が、この坂本八幡宮である。
今回、太宰府ライオンズクラブが結成40周年記念事業として奉納した記念碑は、高さは土台を含めて約160cm、横約120cm、幅約40cmの国内産花崗岩(御影石)製。新元号の発表の際に菅義偉官房長官が掲げた「令和」の墨書を揮毫(きごう)した、内閣府大臣官房人事課辞令専門職で書道家の茂住修身(もずみおさみ/雅号・青邨)氏による「令和」の字と、その出典となった序文の書が刻まれている。
除幕式当日、当クラブの岡崎会長は「太宰府の歴史に触れる、新たな魅力の発信の拠点となればうれしい。また令和が皆様に幸多い時代となるようにという願いを込めて奉納した」とあいさつ。御田宮司は「令和、万葉のゆかりの地であることを象徴するものが出来て本当にうれしい」と感想を述べられた。
2019.11更新(幹事/常住久芳)