投稿リポート 周防大島復興応援
ツアー実施

周防大島復興応援ツアー実施

336-D地区(島根県・山口県)の5リジョン1ゾーンに属する8クラブ(下松、徳山、光、新南陽、徳山中央、下松中央、周南、新南陽若山)では毎年、ゾーンのリーダーであるゾーン・チェアパーソンが合同の奉仕活動を考案し実施している。

昨年10月、山口県周防大島と本土を結ぶ大島大橋に大型貨物船が衝突。水道管や光ファイバーケーブルなどが切断され、島民の生活に深刻な影響を及ぼす大事故となった。そこで私たち5リジョン1ゾーンは今年度の合同奉仕として、隣の4リジョンの活動域である周防大島の復興応援事業を実施することにした。

地元の方と交流出来、楽しく応援が出来る活動をと考え、ライオンズ会員だけでなく家族も一緒に、島の特産品であるミカンの収穫の手伝いとミカン狩りを企画した。10月の実施を決めたが、その時期はミカンの収穫には早いということで、特産高級ミカン「ゆめほっぺ」の袋掛け作業をお手伝いすることになった。

活動日の10月22日は、くしくも貨物船衝突事故からちょうど1年となる日だ。総勢126人が参加し、晴天の下、子どもたちはミカン狩りに大喜び、大人は汗をかきながら袋掛け作業をお手伝いすることが出来た。周防大島にある三つのライオンズクラブ(大島、大島オレンジ、大島中央)にもご協力頂いた。まさに福代明正336-D地区ガバナーのスローガン「地域を超えてウィ・サーブ」に合致した奉仕活動である。

周防大島は「瀬戸内のハワイ」と呼ばれている。温暖な気候や風光明媚な自然環境だけでなく、明治時代に国の政策で出稼ぎ労働者としてハワイへ渡った島民約4000人が、帰島の際にハワイの文化や風習を持ち帰ったこともそう呼ばれる要因だという。周防大島とハワイ州カウアイ島とは姉妹提携を結び、今も活発な交流が行われている。

作業後は地元3クラブの歓迎で、青い空、青い海、ヤシの木をバックにフラダンスを披露頂き、疲れも吹き飛んだ。地引網、日本ハワイ移民資料館見学、海産物の買い物など、大人も子どもも楽しみながら復興応援の一助になれたと自負している。

4リジョン2ゾーンの瀧本和宏ゾーン・チェアパーソンのご尽力を始め、周防大島3クラブの皆様には大変お世話になり、心からお礼を申し上げる。
 
2019.11更新(ゾーン・チェアパーソン/山下義治)