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335複合地区LCIFセミナー
次の世代につなげるために
335複合地区
2019年9月9日(月)、ホテル日航大阪にて今年度の335複合地区LCIFセミナーが開催され、佐野圭一335-B地区LCIFキャンペーン・コーディネーターの司会進行の下、昨年を上回る400人が参加した。
開会あいさつは夏有民335複合地区LCIFコーディネーター。夏コーディネーターは2013年度地区LCIF委員長になられたのを皮切りに3年間、335-B地区LCIFコーディネーターを務められ、2018年度から335複合地区LCIFコーディネーターに就任されて現在に至る。LCIFのスペシャリストである。夏コーディネーターは、335複合地区の2018-19年度目標額191万ドルに対して102%達成したことに感謝の言葉を述べられた。西日本の複合地区の中で達成率100%超えは335複合地区のみ。決して低くはない目標額を達成したことは、誇れる結果だと思う。続く小林聰335複合地区ガバナー協議会議長のあいさつでは、335-D地区のシェアリング交付金の活用事例を具体的に紹介。LCIFも令和と共に新しい時代に入ったことを実感した。
そして、メイン・スピーカーは昨年までGMT日本エリアリーダーとしてご活躍され、今期新たに就任された丸山正芳LCIF西日本エリアリーダー。「人集め・お金集め・奉仕集め」について会員増強もからめながらのスピーチは、数字に強いと自認するだけにデータを駆使した内容で説得力がある。「地区ガバナーが『腰いれて』本気でやらないと」と檄(げき)が飛ぶ。7カ月に及ぶ闘病生活を克服した経験から発せられた「命ある限りLCIFを通して奉仕活動にまい進したい」の言葉に、胸を打たれた。続いて北畑英樹334・335複合地区LCIFキャンベーン副エリアリーダー。クラブLCIFコーディネーターが多く参加していることから「LCIFとは」の基本を分かりやすく説明。「LCIFは国際レベルでの事業費やで!」という親しみやすい大阪弁の語りには、我々が国際協会の一員であることを深く理解してほしいというメッセージが込められている。昨年度から新設された「地区およびクラブシェアリング交付金」の具体的な説明はとても分かりやすく、理解を深めることが出来た。「ウィ・サーブの心を持っている方々へ、全員参加での100ドル寄付をお願いしたい。少なくとも『自分の地域を見る目、そして世界にも見る目を向ける』複眼的な目で奉仕活動先を考えてください」。北畑副エリアリーダーの心のこもったコメントであった。
続いて、夏コーディネーターの年次報告。まずは「2018-19年度LCIF寄付金月間一覧表2019年6月値」を基に、全日本35準地区の比較対照。目標額・達成率を分かりやすく説明。目標額は西高東低で、西日本の目標値が高く設定されているのは意識の違いなのか、興味深い。キャンペーン期間は3年間で3億ドル(330億円)を集め、2億人以上にグローバルな奉仕をすること、国際協会創設100周年を祝い、全メンバーが一人当たり100ドルの寄付を毎年行うことを説明。資金獲得メニューとして、正会員一人100ドル、リードギフトメンバーの募集(3年間で10万ドルの寄付誓約)、メジャーギフトの募集(3年間で2万5000ドルの寄付誓約)、そしてスーパーモデルクラブは正会員一人当たり250ドルを3年間、計750ドルの寄付を約束し実行すること等が説明された。夏コーディネーターはスピーチに続いて、クイズ形式で矢継ぎ早に参加者を指名し、回答を求めた。正解者にはLCIF関連グッズの景品。大いに盛り上がったのは言うまでも無い。
休憩後、各地区コーディネーターから行われた地区報告の内容を以下にお伝えする。
<335-A地区:永田雅章コーディネーター>
今期目標金額26万ドル。前年度は達成率81%。今年は意識改革を推進中である。特筆すべきは、青少年育成のNPO法人をクラブ支部に勧誘し、LCIFの活動(世界とつながる目線でより大きな活動に貢献出来ること)を訴えて支部結成に至ったとのこと。PRの成功例として参考になるだろう。
<335-B地区:北畑博義コーディネーター>
昨年度は目標90万ドルに対して達成額99.6万ドルで、寄付金ゼロクラブをまさにゼロにした功績と共にたたえられる。所属する大阪ライオンズクラブは200%MJFで、300%を目指す。
<335-C地区:松岡勲コーディネーター>
今期、京都・滋賀・奈良の3ブロックごとに夏コーディネーターを講師に招いて「クラブLCIFコーディネーター会議」を開催。加えて、各クラブに「LCIF例会」の開催を推奨。また、各種委員会がLCIFの支援を受けている事案も説明され、地区として目標達成にまい進している。
<335-D地区:松岡るり子コーディネーター>
昨年度のLCIF企業寄付が335複合地区内では最も多く、13社だった。今期に入って継続企業が9社、7月度25社、8月度は4社で合計29社と、昨年を超える勢いである。MJF寄付に加えて、これから重要な存在になっていくと思われる。
続いて、質疑応答。京都ロイヤル ライオンズクラブの小泉光太郎335-C地区LCIF副委員長から、地区およびクラブシェアリングとメジャーギフトについて、また西宮甲山ライオンズクラブの森岡賢司次会長からは、シェアリング交付金をクラブ周年行事に利用する方法についての質問があった。シェアリング交付金の対象となる寄付の記録は15年の猶予が認められ、積み立てが出来る。その活用は今後拡大していくだろう。
今回のセミナー総括として、「シェアリング」の理解が大きく前進したこと。地区による差こそあれ企業寄付の意義が高まっていることは大きな一歩である。橋崎良治335-D地区LCIFキャンペーンコーディネーターからは「LCIFは私たちが理解することから始まる」という発言があり、その言葉通りのセミナーとなった。
2019.10更新(335-B地区3リジョン リジョン・チェアパーソン/西木宣雄<大阪大正ライオンズクラブ>)