投稿リポート 秋日和のバスハイク
ブドウ狩りとバーベキュー

秋日和のバスハイク ブドウ狩りとバーベキュー

0歳児から高校生まで、30人近い子どもたちが生活している長岡市の児童養護施設「双葉寮」。親はいるものの、もろもろの事情があって預けられている子どもたちが大半だ。時折顔を見せる親もいるが、預けっぱなしの親も少なくないという。

そうした子どもたちに楽しい思い出を作ってもらおうと、長岡柏ライオンズクラブ(小宮信博会長/84人)はバスハイクを企画。9月28日(土)、双葉寮に暮らす小学生以下の子どもたち12人、職員4人、当クラブ・メンバー18人の計34人で、白根市にある池田観光果樹園に出掛けた。子どもたちにとっては、久しぶりの遠足気分。曇り空ではあったが秋風が心地よく、果物狩りには格好の天気だ。

寮を出発して1時間弱で目的地に到着。奇麗な紫色や緑色の実をたわわにならせているブドウ棚の下で、子どもたちは籠とハサミを持って気に入ったブドウを摘み始めた。ブドウは一房一房がずっしりと重く、満足感が湧いてくる。広い園内では、ナシ狩りも出来るようだった。

さて、既に昼食時間も過ぎたので、我々メンバーは直ちにバーベキューの準備に取り掛かった。たくさんの野菜と肉を前に、子どもたちの目が輝く。ジュージューと肉が焼けていく。肉汁が飛ぶ。子どもたちの歓声と笑顔が実にすばらしい。

食後には大ビンゴゲームを開催。子どもたちの目と耳が集中する。ゲームが進むにつれたくさんの景品が次々と手渡され、子どもたちは喜んでピョンピョンとジャンプした。ライオンズ・メンバーも全員で、子どもと一緒になって楽しんだ。

楽しい時間はあっという間だったが、なかなか親に会うことが出来ない子どもたちも、学校の先生や寮の職員以外の大人からの愛情を感じ、喜んでくれたのではないだろうか。
  
2019.10更新(PR情報委員会担当理事/西村紀男)