投稿リポート 0.5グラムのリングプルから
車椅子へ

0.5グラムのリングプルから車椅子へ

我々留萌みなとライオンズクラブ(柳澤豊会長/64人)は、クラブ内の保健奉仕委員会の事業として、留萌市内の小学校や市民へリングプルの回収のご協力を依頼し、車椅子へと交換する活動を行っている。

2008年から継続しているこの事業の目的は、身体に障害のある方々や車椅子を必要とする障害者施設等へ、1台でも多く車椅子を寄贈すること。そして、皆様の優しい心で集めたリングプルを車椅子に変えることによって、体の不自由な方々を手助けする地域ぐるみの活動へとつなげることだ。今年度は潮静(ちょうせい)小学校から49.5kg、緑丘小学校から29.0kg、港北小学校から21.2kgのリングプルと、留萌市民の集めてくれたリングプルとを合わせ、合計250kgを回収することが出来た。車椅子1台に変えるためにはドラム缶7~9杯のリングプルが必要だ。重さにする650kg~750kgと言われている。これだけの量を集めるのがいかに大変か、皆様の協力なくしては成り立たない事業である。

現在までの累計で2775kgという大量のリングプルを回収しており、過去にこのリングプルで車椅子を2台、各施設へ寄贈している。今年度、当クラブは結成55周年を迎える。55周年記念アクティビティとして、更に車椅子を1台寄贈する予定でいる。

写真は、児童から当クラブの柳澤会長と保健奉仕委員長へリングプルを引き渡ししている様子である。児童たちの少し緊張した笑顔が何ともほほ笑ましく、とても印象的だった。

今後も、この事業において少しでも多くの車椅子を寄贈出来るよう、メンバー一同活動にまい進していきたい。

2019.04更新(PR情報委員長/梅田三樹)